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【妄想長編小説】白いストラトキャスター ~第20話 30分のタイマー~

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このページは長編小説『白いストラトキャスター』の第20話です。

※今回の長編小説は登場人物紹介やあらすじ等はありません。読まれていない方は第1話から読むことをオススメします。

第1話から読みたい方はこちらからどうぞ→第1話 無口な美少女

前回のお話はこちら→第19話 我慢でけへん!!

僕「すんごい問題集の量だな・・・。」

ギターをストラップにかけたまま、仁王立ちになっている楓の前で、僕は机上にある大量の参考書を見ていた。

楓「まだまだ増えるで?笑」

僕「マジで?ってかさ、この古いヤツ2000年度の過去問じゃん!!」

楓「そうや。」

僕「15年前まで遡ってんの?マジでヤバくない?」

楓「備えあれば憂いなしや!! 絶対に受かりたいもん笑」

僕「ネットで買い集めたの?」

楓「そうや。その為にバイトしてたんもあるし。」

僕「えっっっぐ・・・。」

楓「廊下にもまだもうちょいあって、まだ来てない本もまだ数冊はあるで?笑」

僕にとってそれは全く終わりの見えない勉強量だった。驚きのあまり思わず口がポカンと開いてしまう・・・。

楓「せやからごめんやけど、ウチもう時間がホンマになくてな。ギター練習する時間もそうやけど、センター試験までは基本会えへんと思う。その上バイトもせなアカンし。」

僕「・・・そうだよな。確かに俺と会ってる場合じゃないわ笑」

楓「夏休みもバイトと勉強漬けや。多分やけど・・・夏休みも会えへんと思う。」

2人は長らく黙ったままだった。楓を応援したい気持ちはもちろんあったが、今年度までしか会えない彼女とのわずかな時間がさらに短くなっていくような気がして、僕は何とも言えない気持ちになった。

僕「ごめん・・・一つだけワガママ言ってもいい?」

楓「なんや?」

僕「10月の楓の誕生日だけは祝いたい。もちろん簡単でいいから・・・ダメかな?」

1月のセンター試験まではまだ半年近くもあった。その間、バイト先以外会う事も話す事もないというのは、僕にとってはとてもじゃないが耐え難いことだった。

楓「そんなんより下腹部さんは?誕生日いつなん?」

僕「えっ俺?5月31日だけど?」

楓「過ぎてるやん。いつの間に20歳になったん?」

僕「うん、まぁそうだけど・・・俺のはどうでもいいから笑」

楓「どうでもよぉないわ!! ウチが聞かんかったのが悪いけど、なんで教えてくれへんかったん?5月やったらウチ、まだ時間あったのに・・・。」

僕「あんまり自分で誕生日のアピールはしないでしょ普通笑」

楓「そうやけどウチやって祝いたかった。来年はもう会えへんし・・・。」

楓は寂しそうに俯いたが、祝いたかったと思ってくれてるだけで僕は十分に嬉しかった。

僕「まぁ俺のはしょうがないとして、とにかく10月31日の夜は空けててよ!! 10分でもいいからお願い!!笑」

楓「そんなに言うんやったら1時間くらいは空けるけど・・・。」

僕「先に時間も決めておこう!! 日付は楓の誕生日の10月31日。いつも通り21時に楓の家に行ってもいい?笑」

楓「・・・うん。」

僕の誕生日が祝えなかった事が原因なのか、楓は不満そうに返事をした。すると・・・

ピピピピッッッッーーーー!!

このタイミングで楓のスマホが鳴った。いきなりの大きな音に驚いた僕だったが、楓はいたって冷静にアラームを止めていた。

楓「時間や。ちょう待っとってな。」

僕「何?ビックリしたんだけど笑」

楓は途端に立ち上がり、何やら準備をし始める・・・。

楓「ごめんやけど・・・また部屋から出てくれへん?」

僕「・・・なんで?笑」

楓「ええからっ!!笑」

僕は言われるがまま和室を出て、玄関の前に立った。

楓「今回は音だけや・・・それに襖は開けへんから///」

僕「えっどういうこと?またトイレすんの?」

楓「開けたらアカンで!! ホンマに!!」

質問に答えることはなく、楓は勝手におしっこの準備を始めた。もしかしたらこの会話をしている今も、彼女はジャージのズボンやパンツを脱いでいる最中なのかもしれない・・・。

それから数秒後、楓の放尿音が襖の向こうから聞こえてきた。それは今までにないくらいの勢いで、10秒にも満たないほど短い時間で終わった。本当にあっという間だ。

僕「今の音は・・・何?笑」

あまりの勢いに僕は半分笑っていた。

楓「ちょう待って!! 今のはさすがに恥ずかしいで・・・///」

僕はしばらくその場で待っていた。彼女の放尿音は今まで何度も聞いてきたが、ここまでの勢いは初めてだった。

サァーーーーーー!!

しばらく時間を置いてから楓は勢いよく襖を開けた。その時には既に顔を真っ赤にしていて、おまけに視線も僕から逸らしている。

僕「すんごい勢いで出すじゃん。今度は勢いを調べてるの?笑」

楓「勢いちゃうで。30分でどれだけ尿が膀胱に溜まるのか調べたかっただけや・・・///」

よっぽど恥ずかしいのか、楓はそんな話をしながらも僕からは視線を逸らしたままだった。

僕「やたら勢いが強かったように聞こえたけど?笑」

楓「程よい尿意やと、意図してなくてもホンマに勢いよく出るんよ///」

畳を見ると、そこには透明なタッパーからおしっこが少しだけ溢れていた。まだ時間は経っていないので、おしっこはまだ吸収されていない様子だ。

楓「拭いとって!!」

なんと楓はそう言って、僕にティッシュ箱を渡してきた。

僕「あのさ、これを俺に拭かせるのは楓的に大丈夫なの?笑」

楓「恥ずかしいけど、ウチが思うに性的やないからええで。それはただの排泄物や。」

僕「でもさ、このティッシュはもしかして・・・楓がさっき拭いたヤツ?笑」

僕はタッパーのすぐ側に置かれていた、クシャクシャになったティッシュを取り出した。

楓「アカン!! 捨ててや///」

僕「何で畳のおしっこを拭かせるのは良くて、楓の使用済みのティッシュはダメなんだよ笑」

楓「性的とか関係なしにどっちも恥ずかしーて!!/// せやからやめてってゆうてるだけや!!」

僕「恥ずかしいんだ?やっぱり笑」

楓「当たり前やろ/// 畳が吸い込むからはよしてや!!」

僕は言われるがまま何枚もティッシュを取り出して、溢れたおしっこを拭き上げていた。その横で楓はタッパーの容器を持ち上げて、計量カップにそのおしっこを入れ始める。

ジョロジョロジョローーーー!!

僕「えっ計量カップ2つもあるの?」

楓「うん。この前買ったで。」

僕「何で?」

楓「色を見比べる為や。」

そんな事を言いながら、楓は畳に置いた計量カップの目盛りを四つん這いになって見ていた。

楓「400ml弱くらいやな・・・。こぼした分入れると450mlくらい?」

僕「たった30分で?笑」

楓「450mlと仮定すれば毎分15mlの尿が膀胱に入っていっとるって事?」

僕「・・・そんなに水飲んでたの?」

楓「うん。水を1リットルと、利尿作用あるからってオレンジジュースも同じ量。」

僕「はっ?俺と会う前に2リットルも飲んだわけ?笑」

楓「・・・うん。」

僕「エグっ・・・。」

僕が驚いていると、楓は青い1冊のノートを取り出してそれを記録していた。このノートを見るのは久しぶりだった。

楓「こっちのがちょっとだけ薄いな?」

いつの間にか楓は、玄関に置いてあった1リットルのおしっこが入った計量カップを持ってきていて、2つのおしっこの色も見比べてそれをノートに記録していた。

僕「もう俺に躊躇ないな笑」

楓「なんべんも言うように、これはウチ目線やと性的ちゃうで。恥ずかしいのは間違いないけど。」

僕は感心するようにノートを取る楓を見ていた。全くこんな受験生がどこに居るんだよとも思えてくる笑

僕「これも性的じゃないけど恥ずかしいんでしょ?笑」

僕は右手に握りしめていた畳を拭き上げた数枚のティッシュと、楓の股を拭いた使用済みのティッシュを見せつけた。

楓「はよ捨ててや!! 何でずっと持ってんの///」

僕「ニオイを嗅ぐのは性的なの?笑」

楓「そんなんええからはよ捨ててや///」

楓は半ば無理矢理、丸めたティッシュを僕から奪い取って勢いよくゴミ箱へと捨てた。

僕「あーあ笑」

楓「あーあとちゃうで笑 一緒に手洗いに行こうや。」

僕「おしっこもトイレに捨てるの?」

楓「当たり前やろ笑」

僕「あのボットン便所に?笑」

楓「下腹部さんは立ち入り禁止や笑 あそこホンマに臭いで?笑」

おしっこが入った計量カップを2人で1つずつ持ち、ゆっくりと外の様子を確認しながら2人は部屋を出て、トイレへと向かって歩いていった・・・。

僕「誕生日おめでとう!! 楓も遂に18歳かぁ〜〜〜。早いなぁ〜〜〜笑」

月日はあっという間に流れて10月31日になった。僕は時刻が0時になった事を確認して、楓へ誕生日を祝福するLINEを送った。それにしても我ながら、親戚のおじさんみたいな言い方になってしまっている笑

僕「まぁ返事は来ないか!! とりあえず明日が楽しみだなぁー。」

しばらく待っても既読が付かなかった為、僕はとりあえず寝る事にした。もう何ヶ月もまともに楓と会っていない。とにかく僕は会いたくて仕方がなかった。

楓「ありがとな。」

楓「親戚の人みたいな言い方や笑」

楓「18歳は・・・」

楓「ウチにとって大きな節目なんや。」

楓「17歳はまだ子供って感じするけど、」

楓「18歳はちょっとだけ大人になった気ぃするな笑」

翌朝。8時に起きた僕はスマホを確認して楓からの返事を読んでいた。返事の時間は早朝5時半だ。楓は相変わらずこの時間から勉強をしているのだろう。

僕「今日は21時から楓の家に行くよ?」

楓「うん。もちろん覚えてんで。楽しみにしとくな笑」

2時間半後の僕の返事を、楓は珍しくすぐに返してきた。

僕「それなら夜に会おう!!」

楓「うん。また後でな!!」

土曜日なのにも関わらず、僕はバンド関係の予定があって珍しくバイトをお休みしていた。楓は10月からセンター試験まではバイトの長期休暇を取っているみたいで、週末なのに僕も楓もバイトがないのは珍しい。

僕は家をウキウキ気分でスマホをポケットに入れて家を出た。この予定が終われば、今度はケーキ屋さんに予約していたケーキを取りに行かなければならない。

早く夜にならないかなーなどと考えながら僕は、用のある大学の部室へと自転車を走らせていったのだった・・・。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

僕「ハッピバースデートゥーユー!! 18歳おめでとう楓ーー!!笑」

その日の夜。僕は楓の為に用意したバースデーケーキを見せていた。自転車のカゴに入るようにショートケーキは4号サイズにしたが、そのせいで18本のロウソクがギュウギュウ詰めだ笑

楓「ふぅーーーーーー!!」

楓がケーキに息を吹きかけるとロウソクの火は消え、部屋は一気に真っ暗になった。

僕「パチパチパチーーー!! 楓がまた一つ大人になりましたーーー!!笑」

楓「うっさいわ笑 また母さんかおばあちゃん来るやろ笑」

僕はケーキを勉強机の上に置き、リュックから包装紙に包まれた2つの袋を取り出した。

僕「はいこれはプレゼントです!!」

楓「2つもあるん?」

僕「ううん。3つある笑」

楓「3つも?笑」

僕はまず、一番大きな包装紙を楓に渡した。

楓「開けてもええの?」

僕「もちろん!!」

楓ははじめ慎重に包装紙のセロハンテープを剥がしていたが、途中ちぎれた音が聞こえるとヤケクソになって一気に破いていった。このプレゼントの開け方は1年前の17歳を祝った時と全く変わっていない笑

楓「ひざ掛け?」

僕「そう!! これから寒くなるし勉強する時も暖かくしてた方がいいと思って!!」

楓「・・・可愛いわ!!」

僕「でしょ?楓だから楓柄にしたよ?笑」

楓「それを言うなら紅葉柄やろ?笑 無理矢理ウチに合わせんでええわ!!笑」

僕「ハハハハッッ!!笑 紅葉柄だけどデザインが派手じゃなくて可愛いよねこれ。」

楓「うん!! ホンマに可愛い。ありがとな!!」

僕「あと2つ目がこれ。これは消耗品なんだけど・・・笑」

楓は観念したのか、今度は最初から包装紙を派手に破いていった。1度ダメだとヤケクソになってしまう所が楓らしくて本当に可愛い。

楓「何やこれ・・・?」

僕「ホットアイマスクだよ!!」

楓「・・・やった事ない!!」

僕「疲労回復にいいんだって。毎日勉強漬けだから休むときはしっかりと休まないと!!」

楓「これ付けて寝るん?」

僕「うん。でも俺、やり方は詳しく分かんない笑」

楓「なんでやねんっ!!笑」

僕「おおぉおおおーーーーネイティブの”なんでやねん”が聞けたぁーーーー!! 嬉しいぃーーーー!!笑」

楓「何がネイティブや笑」

楓はアイマスクの説明欄をしばらく読んでから、1つ目のプレゼントであるひざ掛けの上にそれを置いた。

僕「そして最後。3つ目はこちらです!!笑」

そして僕はポケットから最後となる3つ目のプレゼントを手渡した。それは手のひら半分くらいの黒色の薄いビニールに包まれている、とても小さなプレゼントだった。

楓「小さいな・・・。」

僕「開けてみて!!」

僕の合図で楓はセロハンテープで止められている袋から1枚のギターピックを取り出した。

楓「ピックや・・・。」

僕「そうギターピック!! 裏に書かれてるロゴ見てみなよ!!笑」

僕に促されて、楓は黒いピックの裏面をめくった。

楓「エルレのバンドロゴや・・・。」

僕「これ限定物なんだよーーー。もちろん新品だよ?笑」

楓「ホンマに嬉しい・・・。せやけどこれ、どうやって手に入れたん?」

僕「大学のバンドサークル舐めんなよ?笑 1ヶ月くらいかかったけど先輩に頼んで入手したんだよ笑」

楓「ありがとう。ホンマに嬉しい!!」

僕「それなら良かった良かった笑」

楓「使てもええ?そやけど勿体無いな。」

僕「使わなくてもいいし、そこは楓に任せるよ全然笑」

楓「ホンマにありがとう。プレゼント言うても、はじめは去年みたいにまた変なTシャツかと思たわ笑」

僕「さすがの俺でも2年連続でそんな事はしねーよ笑」

喜んでくれた楓の笑顔が見れて僕はとにかく嬉しかった。家の中だとマスクを外しているので、ありのままの楓の顔を思う存分に眺めることが出来る。

僕「去年よりもたくさん祝えて嬉しいよ俺は・・・泣」

そして今度は思い出に浸って1人で泣きそうになっていた。考えてもみれば、楓が僕に初めて話しかけてくれたのは去年の彼女の誕生日だ。ちょうど1年前のあの頃に比べたら、2人の距離は比較にならないほど近づいている気がする。

楓「・・・ケーキ食べよか?笑」

僕「そうだね。俺1口くらいでいいよ。楓メッチャ食うし笑」

楓「甘いもんはそんなたくさん食べられへんよ笑 せやから一緒に半分こして食べようや!!笑」

小さいケーキに包丁は要らず、大雑把な2人はそのままフォークを突き刺して一緒にケーキを食べていた。口まわりに生クリームがついてしまっている楓を見て、僕はそれをバカにするように指差しながら笑っていた・・・。

〜つづく〜

次の話はこちら→第21話 暗闇のおしっこ

前回の話はこちら→第19話 我慢でけへん!!

はじめから読みたい方はこちら→第1話 無口な美少女

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