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【妄想長編小説】白いストラトキャスター ~第24話 2人きりのセッション~

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このページは長編小説『白いストラトキャスター』の第24話です。

※今回の長編小説は登場人物紹介やあらすじ等はありません。読まれていない方は第1話から読むことをオススメします。

第1話から読みたい方はこちらからどうぞ→第1話 無口な美少女

前回のお話はこちら→第23話 高速バスの尿意

乃々華「話をまとめると、その・・・音楽スタジオって所に行くためだけに、わざわざ福岡まで来たって事ですか?」

僕「そうだけど、今回に関しては完全に楓のせいだよ笑 グランドピアノがいいだのメーカーまで指定したりとか、メッチャこだわり強いもん!!笑」

楓「たまたま福岡やったからそこにしようって決めてんで。乃々華がおらんかったら止めてたわ。」

乃々華「はぁーーー。やっぱり音楽やってる人って意味分かんないです!!」

高速バスを降りて、僕と楓は真っ先にマクド◯ルドをテイクアウトし、その後に乃々華の家へと向かった。福岡市中央区某所にあるオートロック付きのマンションの一室に、乃々華は元気よく僕達を迎え入れてくれた。

一人暮らしは大変だと言っていたが、とりあえず元気そうで何よりだ。彼女は僕たちの為に時間を割いてくれて、事前に掃除をしてくれたのか、部屋の中はピカピカだ。

僕「意味分かんないのはお前の髪色だろw」

楓「ホンマやな。そんな染めたら髪傷むで?」

乃々華「人の家にお邪魔しておいて、この人達ヒドい!!笑」

僕「お前さー。顔は可愛いんだから本当に勿体ないよそれ。超高級卵でカスタードクリームを作るようなもんだぞw」

乃々華「そのカスタードがより美味しくなるならそれでいいじゃないですかっ!!笑 ブリーチ4回もしたんですよ!!笑 批判じゃなくて労わってください!!笑」

僕「髪染めたヤツを労わるって何だよw」

楓「そんなんより、お腹空き過ぎて死にそうや・・・はよマクド食べようや!!」

楓は床に置いていたマクド◯ルドの袋をテーブルの上に置いた。

僕「ねぇ乃々華聞いた?楓がずっとマクドマクドって言ってんの!!笑 マックだろ!!笑」

楓「マックちゃう!! マクド!!笑」

乃々華「関西ってマクドなんだよね?確か。」

楓「大阪行ったらみんなマクドや!!」

僕「いや知ってるよw 俺がいじってるだけだよw」

乃々華「好きな人をいじめる小学生みたーい笑」

僕「うるせーなお前///」

楓「もう食べてもええ?バス乗ってる時からお腹空いてたんや!! ホンマに死にそう!!笑」

3人はハンバーガーを食べながら、それぞれの近況報告をしていた。乃々華の学校に関する話も一応聞いたが、僕は一番大事な話を忘れていた。

乃々華「そういえば楓さ、〇〇大学受かったんでしょ?おめでとう!!」

僕「そういやその話してなかったなw」

乃々華「私バカだから、楓の凄さがイマイチ分かんないんだよね!! 毎日勉強しても、合格する人は一握りって言うけどさー。」

僕「ごめん俺も喜んだりスゲーとかは言ったけど、確かに凄さはよく分からないなw」

楓「別に凄さなんかどうでもええわ。ちゃんと4年で卒業するで!!」

そんな事を言いながらハンバーガーを頬張る楓に、乃々華は一つプレゼントを渡してきた。

乃々華「はいこれ合格祝い!!」

プレゼント用に梱包された箱は中身が丸見えの仕様だった。中にはとても大きなバスボムが入っていて、そんなプレゼントがいかにも女の子らしく、そして乃々華らしくもある。

楓「ありがとな!! 可愛ええな!!」

乃々華「でしょー?笑」

僕「それなら俺も乃々華の誕プレ!! 来週20歳の誕生日っしょ?」

楓と乃々華が盛り上がっている中、僕は話を遮るようにリュックから1本のチューハイ缶を置いた。福岡に来るまでのサービスエリアで買った熊本県産のお酒だ。もちろんプレゼント用の梱包など一切していない。直だw

僕「20歳になるまで飲んだらダメだよ?笑」

乃々華「ありがとうと言いたいところですが、雑過ぎます!!笑」

僕「いい加減敬語やめろw」

ハンバーガーを食べて満足した僕は時計を見た。スタジオの予約時間である15時まで残り1時間ほどだ。そしてよく見ると楓は、いつの間にか種類の異なるハンバーガーを4つもたいらげているw いくらなんでも早過ぎだw

楓「そろそろ出るで。スタジオ終わったらまた来るわ。」

そんな楓は僕と目を合わせて、2人は一緒にスタジオへと出かける支度を始めた。

楓「出る前にトイレ借りてもええ?」

乃々華「もちろん!! 廊下出て左の扉だよ!!」

僕は出る準備が終わり、リュックを背負ったまま部屋を出ようとした。楓は先に部屋を出て、玄関とは反対方向のトイレへと向かっていく。

乃々華「ちょっと下腹部さん!! レディがトイレに行くところに着いていかないの!!笑」

乃々華は後ろから僕の服をつまみ上げ、廊下に出ようとする僕を半ば無理矢理止めた。

僕「別にそういう訳じゃねーよ!!笑」

乃々華「ダメです!! 今は部屋に戻っててください!! それと耳も塞いで!!」

僕「なんでそんな事までしないといけねーんだよ!!笑」

そんなふざけた会話をしていると、楓がトイレから部屋へと戻ってきた。そして僕と乃々華に向かって、こんな事を言ったのだった。

楓「別にそんな事せんでええで?バイト先のバックヤードでウチが漏らした時、下腹部さんがその水溜まりを拭いてくれたの知ってるし・・・笑」

乃々華「・・・なんでそれ知ってるの?」

僕「お前が寿司屋に居る時に口を滑らせたからだろw」

そんな会話をしていると、いつの間にか楓はトイレへと姿を消していた。そして扉の閉まる音が聞こえてから数秒後、静かな乃々華の家全体に、楓の放尿音が響き渡ったのだった。

楓のおしっこは、高速バスの休憩中に限界になって以来だった。乃々華に会う前はやっぱり緊張するのか、マクド◯ルドのドリンクも乃々華の家に着く前に全て飲み干し、持っていたペットボトルのお茶も空になっていた。

そもそも高速バスでの限界放尿の後だって、体の中には水分がまだまだたくさん残っていたはずだ。なんせ高速バスに乗る前は2リットルも摂取している。それらと経過した時間を考えると、楓は今回も限界近くまで我慢していたはずだった。

楓の放尿音は長く、乃々華は丸聞こえの放尿音にあたふたしていた。僕は気を遣って両手で耳を塞ぐフリをする。そんな僕の様子を、疑うような目で乃々華は見続けていた。

ジャーーーーーーッッ!!

なかなかの勢いで1分ほどおしっこを出していた楓は、しばらくしてトイレットペーパーの巻き取る音が聞こえ、その後トイレの流す音が聞こえてきた。

ガチャッッ!!

トイレから出てきた楓は、一瞬僕と乃々華を探していたが、そんな彼女に乃々華は全速力で走って抱きついた。

乃々華「よりにもよって長過ぎ!!笑 下腹部さんに聞かれてたって!!」

楓「やから、別にそれはええって・・・。」

乃々華「いい訳ないじゃん!! それとどんだけ我慢してたらそんなに出るの?信じられないんだけど!!」

楓「ウチ、膀胱おっきいって前にも言うたやろ?笑」

乃々華「もうーーー!! 楓は本当に意味分かんない!!」

全て小声で話しているが、もちろん僕にも丸聞こえだ笑

僕「あのさー。全部聞こえてるよー?笑」

あまりに会話が聞こえ過ぎたので、僕は開き直ってそんな言葉を投げかけた。

乃々華「耳塞いだフリをして、やっぱりこの人は音聞いてましたよ!! 変態です!!」

僕「そっちの聞いてたじゃねーよ!!笑」

楓「やから、別にええって・・・笑」

そんな事もあったが、しばらくして僕は楓と一緒に乃々華の家を出た。そしてスタジオまでのアクセスを調べながら、2人はゆっくりとバス停まで歩いて行くのだった・・・。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

僕「嘘でしょ・・・自分で採譜したの?」

楓「そうやで。時間かかったけど!!笑」

僕「絶対音感ってマジでエグいな・・・。」

乃々華の家を出て1時間後。予約していた広いスタジオの一室に僕と楓はいた。部屋が取れたのは2時間だけだ。

スタジオに入ると楓はまず、用意されたグランドピアノの椅子に座り、カバンから手書きの楽譜を取り出した。もちろんタイトルは僕がリクエストしたX JAP◯Nの”Silent Je◯lousy”になっている。

僕「手書きの楽譜って・・・7分以上の曲なのに凄いな。」

楓「なるべく原曲に合わしてあんで。それと2つお願いがあるんやけど・・・。」

急に楓は申し訳なさそうな表情を浮かべた。

僕「・・・何?」

楓「暗譜してないから途中で楽譜のページを2回めくってほしい。タイミング分かる?」

僕「あぁーなるほどね。ピアノの楽譜は読めないけどさ、どこ弾いてるかは目で追えるから大丈夫!!笑 もう一つのお願いは?」

楓「ありがとな。もう一つは曲が難し過ぎてテンポを落としたいんやけど・・・それでもええ?」

僕「そんな申し訳なさそうに言うなよw それくらい全然いいよ!!笑」

楓「ホンマに?ジャンル名にもスピードって文字入ってるし、速さが重要な曲なのかと思とって・・・。」

僕「そんな堅っ苦しく考えなくていいよ。弾いてくれるだけで俺は嬉しいからさ!!」

楓「原曲はBPM183らしいけど170まで落とすで。やないとギターソロ部分の指が間に合わへん。」

僕「むしろBPM170で弾けるの凄過ぎだろw」

準備が整った楓は、静かに深呼吸をした。

楓「ふぅーーーーー!! ごめんな。人前でピアノ弾くんはほんまに久しぶりやねんな。早いけど下腹部さんへの誕生日プレゼントや。」

ピアノの前に座る楓は様になっていた。彼女は一体どんな演奏をしてくれるのだろう?しばらく無音状態が続き、2人に緊張が走った。

楓「・・・行くで?」

その合図で楓の演奏は始まった。それは予想以上に原曲に近く、ピアノソロ部分はもちろんのこと、ギターソロやベースソロ、さらにはストリングスやドラムソロの部分までピアノで完全再現していた。

指遣いや抑揚の付け方はもちろんのこと、大きな迫力があり、僕は楽譜のページをめくるのを忘れそうになるほど楓の演奏に魅了されていた。

わずか2本の腕と10本の指で演奏しているとは思えないクオリティだった。曲を決めたあの日から2週間も経っていない。それほど短い期間で自分なりに採譜し、そして練習する時間があったというのだろうか?僕にはとても考えられない。

今までピアノが上手い人の演奏は何人か見たことがあったが、楓は僕が見てきた中でダントツで上手かった。それは間違いなく素人目線でも分かるほどだった・・・。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

楓「・・・どうやった?」

パチパチパチパチ!!

僕はただただ感動し、楓が演奏を終えると無言のまましばらく拍手をしていた。

僕「ありがとう・・・本当に嬉しい。」

楓「それやったら良かったわ笑」

僕「予想以上に上手過ぎてビックリした・・・音大行けるだろこれ。」

楓「・・・音大舐め過ぎやろ笑」

僕「・・・スンマセン笑」

楓は広がっている手書きの楽譜を畳んで椅子から立ち上がり、その楽譜をカバンにしまいながらこう言ったのだった。

楓「2ヶ月前で早過ぎるけど、21歳の誕生日おめでとう笑」

マスクも無しに、ニッコリと笑う楓が本当に眩しかった。2ヶ月早いなんて関係ない。僕はピアノの前で突っ立ったまま、しばらく演奏の余韻に浸っていた・・・。

僕「よし、もう大丈夫!! 弾いてみて!!」

楓「うん。」

ジャーーーーン!!

楓「うわぁ凄いなー!!笑」

楓のピアノ演奏が終わり、今度は僕のギターの音をアンプから出していた。楓が僕の白いストラトキャスターの生音を聞くのは初めての事で、子供のようなリアクションをする彼女が本当に可愛かった。

僕「この音はあくまで、何も加工してないクリアサウンドなんだよねーーー。」

そして僕は得意げにリュックから用意していたエフェクターを取り出し、それを楓に見せた。

楓「・・・なんやこれ?」

楓は不思議そうにそれを見つめる。僕は何も返事をしないまま、そのエフェクターを追加する形でさらにアンプに繋いだ。

カチッ!!

エフェクターを足で踏むとスイッチの入る音がした。準備は万端だ。

僕「もう一回弾いてみて?」

楓「う、うん。」

ジャーーーーン!!

今度は先ほどのクリアなサウンドとは全く異なる、ひずんだギターの音が鳴り響いた。あまりの音の違いに楓は驚く。そんな彼女のリアクションも可愛い笑

楓「凄いな!! こっちが本物のギターの音って感じするで!!笑」

僕「このエフェクターはディストーションって言うんだよ!! オーバードライブが一番メジャーなエフェクターだと思うけど、その次に有名なのはこれだと思う。」

楓「ディストーション・・・?」

僕「そう!! 他にもファズとかフランジャーとかエフェクターにはかなりの種類があるんだよね。それを研究して自分だけのギターサウンドを作るのがエレキギターの魅力でもある!!」

楓「ふーーーん。勉強になるなー。」

楓は感心しながら紫色のエフェクターを指で触っていた。そんなエフェクターも含めて、白いストラトキャスターは僕なんかより彼女の方が断然お似合いだ。

楓「なぁ?下腹部さんってドラム弾けるんやろ?」

僕「一応ギターよりは出来るよ?笑 あとドラムは弾くじゃなくて叩くが正しい。」

楓「叩くや!! 自分で言うて違和感あったのはそう言うことか笑」

楓はピアノと部屋の対角線上に置かれている、青色のドラムセットを指差した。

楓「後でドラムもちょっとだけ教えて・・・?」

おねだりをするように楓はそんな事を言い出した。こんな言われ方をされて断れる人はいないだろう。やっぱり楓は妹だ。おねだりの仕方がとんでもなく上手い笑

僕「そりゃ全然教えるよ!! ってか楓はピアノやってるから、簡単な8ビートなら5秒で出来るよ5秒!!笑」

楓「いっつも下腹部さんは話盛り過ぎなんやって!!笑」

そんな会話をしていると、僕はあることを閃いた。

僕「そうだ。それなら楓がずっとギターの練習をしていたELLEGAR◯ENのAlternative Pla◯sを2人で演奏しようよ!!」

楓「・・・叩けるん?」

僕「何度も聴いてた曲だからもちろん叩けるよ!! ベースがいないから寂しいけどね笑」

楓「人と合わせるのは初めてや!! バンドって感じがしてええな!! やろうや!!」

僕はドラムの方へと歩いていき、一旦ドラムセットをバラしてセッティングをし直し始めた。

楓「・・・何してるん?」

僕「左利き用にドラムセットの配置を変えてんの!!」

楓「ドラムにも右左あるん?ウチ知らんかった!!」

僕「あるよ!! スポーツでは左利きが有利になることも多いけど、ドラムはデメリットしかない笑 ライブハウスのスタッフにも迷惑かけるし、左利きの人がバンドやるならギターかベースがいいね笑」

そんな会話をしながら、ドラムセットの準備が整った。しかしここで僕はさらにある事を思いつき、今度は立ち上がってマイクをいじり出した。

楓「・・・今度は何や?」

僕「どうせなら楓が歌ってよ。楓がギターボーカルだよ笑」

楓「はっ恥ずかしいな・・・///」

僕「・・・出来る?」

楓「どうせなら・・・歌う///」

楓は少し緊張した様子になっていた。正直無茶振りかとは思ったが、意外とやる気は満々だ。

僕「それなら俺がマイクのセッティングしている間に問題です!! 俺と楓の共通点を3つ答えてください。」

楓「・・・3つもあるん?」

僕「ある!!」

楓「・・・1つ目は同じ左利きや!!」

僕「正解!! あと2つ!!」

楓「うーーーーん。同じ31日生まれ?」

僕「よく分かったね正解!!笑 あと1つは?」

楓「うーーーーん。母子家庭とか・・・?」

僕「ごめん・・・そんな重い話をするつもりなかった笑 他にもう一つあるよ!!笑」

楓「正解やろ?ちゃうん?笑」

楓がクイズを答え切る前に、僕はマイクのセッティングを終えてしまった。そして何事もなかったように、僕はドラムセットの方まで歩き、そして椅子に座った。

楓「ウチが合図してから始めたらええん?」

僕「いや俺がスティックでカウントするんだよ笑 ワテ、ドラムぞwww」

楓「ハハハハッ!! ごめんな笑 ドラムで始めるんやった笑 ハハハハッ!!」

こんなに笑っている楓は珍しいと思った。本人が気付いているのかは分からないが、楽しみにしていたスタジオを全力で楽しんでいる事が分かる。もちろん僕だってとても嬉しい気持ちになった。

僕「何でギターの楓が仕切ってるんだよwww でもまぁ、バンドなんてやった事ないんだから知らないのも当然と言えば当然か。」

楓「うん!! 知らんな笑」

僕「俺がカウントするから・・・始めるよ?」

楓「そやけど待って!! さっきのクイズの3つ目の答えって何や?」

僕「クイズの答え・・・知りたいの?笑」

楓「うん。」

僕「それなら教えてあげよう。3つ目はどちらも声がカッスカス!!笑 はい!! カスカスボイスの楓が歌って!!」

楓「しょーもないクイズやな笑」

僕「始めるよ?・・・1,2,3,4!!」

そして始まった初めてのセッション。楓のギターはいつの間にか驚くほどに上達していて、もはや初心者というレベルではなかった。ついこの前まで立って弾く事すらままならなかった彼女が、立ちながら弾けているのはもちろん、キレもあって演奏自体に余裕がある。

そして楓の歌声を聞くのもとても新鮮だった。肺活量に自信があるのも納得するほど意外な声量があり、掠れた声がとても曲にマッチしていた。歌自体は特段上手いわけではなかったが、ギターを弾きながらもしっかりと歌えている。

何度も教えた楓のギターと、ほとんど即興で叩く僕のドラム。2人だけのセッションはあっという間に過ぎていく。この3分20秒という時間は、僕にとってかけがえのない思い出となった・・・。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

楓「・・・凄いな。ちゃんとドラムもCDみたいやったで!!笑」

僕「楓も凄いよ。ギターも上手くなってたし声も出てたし、さすが◯◯大に受かるだけあるよね。英語の発音うま過ぎw」

僕は満足し、立ち上がって後片付けの準備を始めた。もうそろそろ退出の時間だ。

楓「楽しかったなぁー。」

そんな何気ない楓の一言で、僕は少しだけ悲しくなった。楓とお別れをする時間が刻一刻と迫っている。

僕「でもなぁー。やっぱり1発でここまで歌いながらギター弾ける人も、そうそういないと思うんだよねー。」

図星だったのか、楓の動きが一瞬だけ止まった。そんな様子の彼女を見て、僕は得意げにニヤニヤしていた。

僕「いつも家でギターの練習してる時、歌いながら弾いてたでしょー?笑」

しばらく楓は無言だったが、ニヤニヤしている僕を見ながら顔を真っ赤にしてこう答えたのだった。

楓「・・・うん///」

可愛いだけでは形容出来ない、楓らしい愛らしさがそこにはあった・・・。

〜つづく〜

次の話はこちら→最終話 またな?

前回の話はこちら→第23話 高速バスの尿意

はじめから読みたい方はこちら→第1話 無口な美少女

ケンカのせいで尿意を告白しづらくなった高速道路のドライブ

2023年投稿の妄想小説の中では結構人気な部類です。実話をもとにしています。最後は汚い実話もあるので見てみてください笑

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