さて、今回のお話は完全に僕の妄想なので、登場人物の男は下腹部爆弾(僕)と仮定してお送りします。女の子の名前に聞き覚えがある方は察しが良いですね。そのことについてはあとがきをご覧ください!!
沈黙と尿意と意地
僕「もう一回言ってみろ!! 家に帰すまで口聞かんからな!!」
奈々「ええ結構!! こっちだってもう話さない!! もう関わりたくないから早く家に帰して!!」
僕と彼女の怒りは収まらないまま、一緒に車に乗り込んだ。家に着くまでまだあと3時間もあるのに、ムードは最悪中の最悪だった。
日帰りの温泉を楽しんだ帰り道、車内では2人がずっと意地になって無言を貫いていた。先に話した方が負け。誰もそんなルールを決めていないのに、意地になる必要もないのに、ただただ時間だけが過ぎていく・・・。
ひたすら目的地へと車を走らせること1時間。僕は助手席に座る奈々の異変に気がついた。座っている姿勢に疲れたのか、必要以上に姿勢をまっすぐにしたり、前屈みになったり、とにかく落ち着きがなくなっていたのだ。
しばらくして、僕は彼女が尿意を我慢しているということを察した。いや、思い出したと言うのが正しいのかもしれない。これは間違いない。何故なら彼女はサービスエリアで大量のお茶を摂取していたからだった。
奈々「ねぇビックリ!! このお茶飲んでみてよ!!」
僕「うわ初めて飲んだ!! 何これめっちゃ美味い!!」
奈々「梅昆布茶だって!! こんなお茶あるんだ!!」
たまたまサービスエリアで無料提供されていた梅昆布茶。彼女はそのお茶が気に入ったのか、気がついた時には紙コップを何杯もおかわりしていた。数えただけでも5杯は飲んでいる。いくら美味しいとは言ってもさすがに飲み過ぎだ。
「そんなに飲んだらトイレに行きたくなるだろ?」と言いそうになったが、あえて言わなかった。勝手に大量に水分を摂ってしまった彼女に、僕は密かに性的な興奮を覚え始めていた。無論、それは彼女の尿意を我慢する姿が見れるからだった。
口論になったのはその直後だった。そのこともあって僕は、彼女がさっきまで大量のお茶を飲んでいたことを忘れてしまっていた。
奈々「・・・・・・・・。」
彼女はいまだに無言を貫いていた。しかし態度から見るに、明らかに尿意を我慢している・・・。そんな彼女を横目に性的興奮が僕を襲う・・・。もはや、さっきまでしていたケンカのことなど、どうでもよくなるくらいだった。
彼女はモジモジとしながらも、まだ無言を貫いていた。そして急に手が伸びたかと思うと、彼女は暖房をつけはじめた。
僕「おい勝手に触るな。ガソリンがないんだから暖房つけんじゃねーよ!!」
サービスエリアからの長い沈黙が破れた瞬間だった。外は確かに息が白くなるほどの気温だったが、僕はあえて暖房をオフにしていた。彼女が尿意を我慢していることに気が付いてからすぐにとった、車内を冷やすための一つの作戦だった。
もちろんガソリンがないことなんてことは嘘だ。車内は先ほどから冷え始めている。彼女は無言ながらも、必死に尿意に抗っていた。
10分くらいが経過した。彼女はもう股間近くに両手が添えられていて、誰がどう見てもおしっこを我慢していることは明白だった。
これ以上意地を張っても無駄だと観念したんだろう。彼女はここで、やっと重い口を開いた。
奈々「・・・・サービスエリア・・・・・寄って。」
また2人に長い沈黙が続いた。無視されていると思ったのか、次は強い口調で聞いてきた。
奈々「ねぇ聞いてる? サービスエリア寄ってってば!!」
あくまでまだケンカ中だ。頼む態度ではないにしろ、彼女は勇気を振り絞って僕にお願いをしていた。
僕「・・・・・・・・・。」
もちろん僕の耳に彼女の声は届いている。しかしここでも無言を貫いた。まだ怒っているふりをして、彼女がこれからどんな行動を取るのか、内心楽しみで楽しみで仕方がなかった。
奈々「お願い。サービスエリアに寄って欲しい・・・お願い。」
自分の態度がいけなかったのかと、僕の様子を伺いながら、少し腰を低くして再度、僕にそう問いかけた。
僕「・・・・時間がないから嫌だ。」
しばらく間を置いてから、僕はそう返事をした。もちろん時間がないことも嘘に決まっている。彼女は僕の予想もしない返事に、多少困惑しているようにも見えた。
奈々「どうして? すぐ終わる・・・。」
彼女は少し困ったような表情だった。それでも僕は心を鬼にして、冷たい態度を続けていた。
僕は「・・・・知らん。」
しばらく2人に沈黙が続いた。どんなに彼女がお願いをしても、乗っている車を操作しているのは紛れもなく僕だ。でも、さすがにやり過ぎたかと多少心配になり、一度彼女の顔を伺ってみた。
奈々「・・・・意地になってごめん。変な態度ばっかりとってごめん。でも今は、今だけは私のお願いを聞いてほしい・・・わがままでごめんだけど。」
僕「・・・なんで?」
彼女が自ら尿意を告白するのを待っていた。僕は「トイレ」などという単語はあえて出さず、彼女に問いかける形でパスをした。
奈々「トイレ・・・トイレ行きたい・・・。」
彼女は少し恥ずかしそうに、モジモジしながらそう答えた。
僕「・・・なんだ・・トイレかよ。」
僕はあっけらかんとした態度で、会話を続けないように意識していた。しかし彼女は思った以上に深刻だった。
奈々「もうずっと・・・・ずっと我慢してて限界なの・・・言いたかったけど・・・言いづらくて・・・」
彼女は泣きそうではなかったが、かなり辛そうにそう答えた。
奈々「さっきサービスエリアで梅昆布茶をたくさん飲んじゃったから・・急に我慢出来なくなっちゃって・・・」
僕の返事を待たず、彼女は一方的に話し続けていた。
奈々「まだ怒ってる? もしそうなら本当にごめん・・・。私が悪かったから・・・お願いだからトイレに行かせて欲しい・・・」
僕「・・・・・・・・。」
奈々「お願い・・・トイレなの。今だけはケンカしてた事忘れて欲しい。今だけでいいから・・・お願い。もうどうしてもどうしても我慢できない。怒ってるならサービスエリアに寄った後も無言のままでいいから・・・。だから、、せめてトイレだけでもさせて欲しい。本当に尿意が辛いの。我慢が出来ないの!! お願い・・・!!」
彼女はそんな長い文章を言いながら、僕を見つめていた。これ以上冷たい態度だと、さすがにかわいそうだと思った僕は、やっと返事をすることにした。
僕「・・・あと、、20キロはあるぞ・・・。」
少し小さい声で、助手席からから「うん」と答える声がした。ちょうど「〇〇SA 25km」の緑の案内標識が視界に入ったところだった・・・。
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コメント
凄く泥酔されてお漏らしなしとは余程締まりのいい女性なんですね、、奈々ちゃん
私の勝手な想像では泥酔+ゲロまみれはお漏らしのオマケありだと思ってました。
というよりよく飲まれる女性はお漏らしおねしょは付き物だと思ってました。
現実は意外と違うものですね。
コメントありがとうございます!!
そうですね。僕もワンチャン漏らしてたり、放尿も手伝えるかなーって期待してたんですが、全くダメでしたね笑
彼女は股は緩かったですが、尿道は閉まるタイプみたいですwww