第1章 一花が催したもの
部長「今日は飲むぞーーーっっっっ!!!!」
春の快晴の空の下、ある大学のサークルが河川敷に集まっていました。
一花「いつにも増して部長が張り切ってるよ!! お酒弱いくせに笑」
詩織「ってか、あくまで主役は1年生ってこと忘れてない!?笑」
この日は新一年生の入学&入部を祝したバーベキュー。春先にしては暖かく、だんだんと夏が近づいている感じのする日でした。
河川敷に集まったのは大学のとあるサークルの男女25人。男17人女8人の構成で、1年生は男女3人ずつ。本当は新入生も上級生ももっといたけど、予定があって来れない人達もちらほら。1年生達はおどおどしながら集合場所に来ていました。
部長「参加者全員揃ったか!? とりあえずバーベキューの準備するから、詩織が荷物運べ!!」
詩織「えー?? なんで私が?? 女の子なんですけどー??」
部長「いつもオッサンみたいに酒飲むクセに、都合が悪い時だけ女の子ぶりやがって笑」
そんなこんなでバーベキューの準備に取り掛かるサークル一行。場を仕切っていた一花(いちか)と詩織(しおり)と部長は同じ3年生でかなり仲が良い関係でした。早速就活で忙しくなった4年生が居ないからと、他の3年生含め、みんな心なしか生き生きしています。
一花「とりあえず乾杯しようよ!! 準備時間かかるし」
お酒が好きな一花は、クーラーボックスからキンキンに冷えた缶ビールを取り出し、乾杯の催促をしていました。
部長「お前こそ飲みたいだけじゃねーか!!笑 まぁとりあえず乾杯しよう!! ほら!! 1年生もこっち来なよっ!?」
そんなこんなでフライング乾杯。気がついたらバーベキューの準備も整って、美味しそうな肉を焼く音が聞こえてきました。
詩織「ねぇそういえば役所とかに許可出してるの? これ。こんなとこでバーベキューして良いの?」
部長「お前は真面目か!!笑 許可なんか取るわけねーだろっ!! 怒られたらすぐ退散すれば良いんだよ」
そんなこんなでバーベキューの盛り上がりもピークになりました。お酒がまわって河川敷でギターを弾き語りする人や、河原まで行って水切りをはじめる人、川に足を入れて「冷たーい!!」なんてキャッキャする人たちばかり。
1年生はその場にまだ馴染めていない雰囲気全開でした。これって本当に1年生が主役の歓迎会なの?笑
一花「ねぇ里帆ちゃん!! これ飲むー???」
一花は1年生の里帆(りほ)にビールを勧めてきました。
里帆「いや、その・・・」
詩織「バカっ!! 里帆ちゃんはまだ18歳だよ?」
一花「詩織はホント真面目過ぎるんだってぇー。もーーー!!!!」
完全にビールで出来上がってしまった一花。彼女はこの時から薄々と、あることを思い始めていました。
一花(トイレ、行きたいかも・・・???)
一花は既に350mlの缶ビールを3缶飲み干していました。しかも気がつけば快晴だった空も急に雲行きが怪しくなり、太陽が雲に隠れた事で気温も下がってきていました。
一花(待って、結構おしっこしたいかもっ!?)
そう思うのも当然です。おしっこに行きたくなる条件をほぼ全て揃えてしまった一花の膀胱は、ただただひたすらに膨らんでいくばかり・・・。最初こそ気にしていなかったものの、その尿意も次第に無視できなくなってきていました。
隆二「ションベンしてー!! 行ってくるわ!!」
部長「俺も!!」
男子達は男ということを良いことに、河川敷の奥で隠れて立ちションをしはじめました。
一花(私もおしっこ、したいのに・・・)
一花は一気に尿意が限界に近づき、さっきまで回っていたお酒から醒めるほどでした。
「女の子はその場でおしっこが出来ない」彼女は自分が女として生まれてしまったことを、はじめて悔やみました。
一花(どうしようおしっこ、もう我慢出来ない・・・)
しかしそんな状況でもおしっこに行きたい事が言えない一花は、ただひたすら溜まり続ける自身の下腹部の風船を膨らませていました。
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コメント
本当にこのシチュエーションが大好きすぎて大興奮してしまいました。
良いものを読ませていただきありがとうございます。
特にティッシュ捨てて行っちゃうところとか明るい後輩とか、いいですね〜
AVレビューも楽しみにしています。
わざわざコメントを残していただいてありがとうございます!!
実はこの作品、僕にとって初めての創作小説なんです(半分は実話ですが笑)。
もっと興奮させるような小説の執筆に励んでいきますね!!
こちらこそありがとうございます!!