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【妄想長編小説】白いストラトキャスター ~第23話 高速バスの尿意~

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このページは長編小説『白いストラトキャスター』の第23話です。

※今回の長編小説は登場人物紹介やあらすじ等はありません。読まれていない方は第1話から読むことをオススメします。

第1話から読みたい方はこちらからどうぞ→第1話 無口な美少女

前回のお話はこちら→第22話 これがお土産やっ!!

楓「今日会わへん?」

楓「報告したいことがあんねんなぁ。」

最後のアルバイト勤務を終えた楓は翌日、僕にそんなLINEを送ってきた。季節はもう3月中旬だ。僕はこの時点で大学の合否の結果が分かったのだろうと、密かに察していた。

僕「嬉しいけど俺バイトがあって、しかもクローズなんだよねー。」

もちろん結果は僕だって知りたかったが、バイトのシフトに入っているのならどうしようもない。しかしそんな僕に、楓は予想外な返事をしてきた。

楓「そんなの知ってんで。」

楓「昨日下腹部さんのシフト見たもん!!笑」

楓「別にクローズ後でもええよ?何時になってもええで?笑」

そんな事を言われるなんて、僕は全くもって考えていなかった。

僕「高校生のクセに・・・深夜0時だぞ!!笑」

楓「もう高校は卒業したわっ!!笑」

ちょっと浮かれ気分になっている楓が本当に可愛かった。彼女だって人間だ。ずっとここまで頑張ってきたのだから、多少の気の緩みもあるのだろう。

僕「何時になってもいいんだったらクローズ後に全然行くけど、勝手に寝るなよ笑」

楓「報告が待ち遠しくて寝れへんし!!笑」

僕はいつものようにニヤニヤしながらスマホを閉じた。そして1分でも早くクローズを終わらせたいという気持ちでバイト先へと入っていく。この日は珍しくホールシフトの日だった・・・。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

楓「報告したい事、決めたい事がたくさんあんねや。」

楓「せやから何時になるかは分からんし、」

楓「ウチがワガママ言うてんのも承知の上でやけど、」

楓「何時になっても、要件が終わったら帰ってほしい。」

楓「お泊まりは下腹部さん相手でも流石に怖い・・・。」

時刻は23時45分。クローズを終えた僕はスマホを開くと、休憩中にはなかった楓からの連発LINEが届いていた。

僕「今終わったから向かうね!! 帰るのも全然大丈夫!! 明日バイト休みだし!!笑」

楓「お疲れや。気ぃつけて来てな。」

楓はすぐに返事をくれた。寝ている様子はない。恐らく家に到着する頃には日付も変わっているだろうと考えながら、僕はゆっくりと自転車を進めていった・・・。

僕「着いたよ!!」

日付は変わって0時05分。楓の家に到着した僕は、家の前でスマホをいじりながら待っていた。

楓「部屋に来て!!」

僕は言われるがまま家の敷地内に入り、奥にある離れの楓の部屋へと向かって歩いていった。

ガラガラガラ〜〜〜〜!!

僕「うわっ!!」

スライド式の玄関を開けると、玄関前に楓は立っていたので僕は驚いた。

楓「お疲れや!!」

楓はずっとニヤニヤした様子で、両手を背中に回して何かを隠していた。やはり大学の合否の結果を伝えに来たのだろう。そしてそんな彼女の様子を見るに、落ちている訳がないと確信した。

楓「下腹部さん!! ウチな・・・」

その瞬間、楓は後ろに持っていた書類を、両手で勢いよく僕の前に広げた。

楓「〇〇大学・・・受かったで!!笑」

それは合格を知らせるA4サイズの紙と、入学手続きに関する書類だった。そこには「西口楓」の名前と「合格」という2文字が見える。

僕「うおおおおおおぉぉぉぉぉーーーー!! すげーーーーーーーーー!!」

僕は自分のことのように喜んだ。こんな身近な人がこんな有名大学に行く事になるとは、僕は何もしていないのに、誰かに自慢でもしたくなるほどだ笑

楓「凄いやろー?凄いやろー?笑」

自慢げに合格通知を目一杯に広げ、それを右に左に泳がせる楓が可愛かった。遂に彼女の努力が実ったのだ。もちろん僕には想像も出来ないほどの努力だろう。本当に凄過ぎて、僕の方が勝手に泣きそうだ笑

楓「泣きそうになっとるやん!!笑」

僕「いや本当に・・・俺は関係ないのにな笑」

楓「母さんも大泣きしとったで!! 母さんが泣いてるんホンマに久しぶりに見たわ笑」

僕「そりゃそうだろ!!笑 いや、マジでスゲー!! 本当にスゲーーー!!」

楓「これから入学手続きと引越しの準備とかもあるから、またまた忙しい毎日や笑」

僕「そうだよなーーー。いや。すげーなーーー。」

楓「とりあえず報告は終わりや。次は約束してたスタジオに行く計画を立てな。」

僕「受かった本人は凄いアッサリしてんなオイw」

楓は合格通知をベッドの上に置き、今度はスマホを取り出した。

楓「ほんで次はスタジオに行く予定の話やけど、約束してたウチがピアノアレンジする曲は決めたん?」

僕「決めたよ!! X JAP◯NのSilent Je◯lousyでお願いします!!笑」

楓「X JAP◯N?聞いたことあるなぁ。曲は知らんけど。」

僕「宇宙一好きな曲なんだよねー!! ピアノにも合うし楓のアレンジで聴いてみたいけど、ただちょっと難易度が・・・笑」

僕がそんな話をしていると、楓はスマホで僕が指定した曲を調べていた。

楓「91年リリース?お兄ちゃんが生まれた年や!! 下腹部さん生まれてへんやろ?笑」

僕「生まれてないよもちろん笑 ちなみにこのバンドは97年に一度解散してるんだよねー。」

楓「97年?ウチが生まれた年や!!笑」

僕「そう。俺さ、中学生くらいの時にメタルに目覚めたんだけど、この曲はそのキッカケをくれた思い出の曲なんだよねー。」

楓「メタルなん?」

僕「一応”メロディックスピードメタル”っていうメタルジャンルの1つには該当するかなー。」

楓「メタルをピアノでアレンジ出来るやろか?」

僕「分かんないけど、とりあえず聴いてみなよ!!笑」

僕は音楽プレイヤーをポケットから取り出し、片方のイヤホンを楓に渡した。

楓「7分20秒?そんなに長いん?」

僕「うん。1曲の中にピアノソロ、ギターソロ、ドラムソロ、短いけどベースソロもあって、メロディーもそうだしクラシック要素もあったりと結構忙しい曲なんだよね。本当にクオリティが高いからマジで1回聴いてほしい!! もしアレンジが無理そうなら他を考えるけど・・・。」

楓「分かった。音量は少し小さめで頼むわ。」

楓がイヤホンを装着したことを確認し、僕はもう片方を自分の耳に入れて曲を再生した。当時はまだ有線が主流だったイヤホン。楓と隣り合わせに片耳ずつから流れる7分20秒は、本当に貴重な時間だった・・・。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

僕「どうだった・・・?笑」

楓「思ったよりもずっとキレイな曲やった。メタルってあんまりええイメージはなかったから・・・。」

僕「ピアノアレンジ出来そう・・・?笑」

楓「時間はかかるけど大丈夫や!! メッチャむつかしいと思うけど・・・笑」

僕「さすがだなスゲーーー!!笑」

楓「曲は決まりやな。メモするわ。」

楓はスマホをタップして、僕が指定した曲のタイトルとバンド名をメモしていた。

楓「ほんで次はスタジオや。」

僕「スタジオ?俺がいつも行ってるとこじゃダメなの?」

楓「そこはピアノ置いてるん?」

僕「あっ置いてないわ・・・笑」

楓「やろ?笑 グランドピアノでメーカーはKAW◯Iがえーなー。指のタッチが慣れとるから。」

僕「グランドピアノ!?笑 アップライトじゃダメなの?」

楓「そこは出来たらや出来たら!!」

僕「グランドピアノ置いてるとこなんて、そうそうないと思うけどなー。」

楓「探したらあるかもしれへんし?笑」

ここから2人は手分けしてスタジオ探しを始めた。楓は県内を重点的に探していたが、やはりそんな大型のスタジオなんてこんな田舎では見つかる訳がない。僕は県外を重点的に探していたが、30分ほどでようやく1件のスタジオを見つけたのだった。

僕「あったよ。これとかどう?」

そこは広くキレイな所で、楓の希望するグランドピアノ、そしてメーカーまで条件に合っていた。しかしそれ相応に1時間単位の値段も張るところだ。

楓「ええやん!! めっちゃキレイやし!!」

僕「高いけどねー。あと、場所が・・・笑」

楓「どこなん?」

僕「福岡市・・・笑」

あまりに遠過ぎる為、僕は無理だろうと他のスタジオを探し始めた。しかし楓は閃いたように、僕の肩をポンと叩いたのだった。

楓「ちょうどええやん!! 一緒に福岡行って、ついでに乃々華の家に遊びに行こうや!!笑」

3月下旬。桜も見頃になり、暖かさも本格的になってきた九州南部。僕は楓と遂に遊びに行く約束にこぎつけた。バスターミナルという人の多い場所で待ち合わせをするのは初めてだ。

楓「ホンマに福岡まで高速バスしかないん?同じ九州やろ?ありえへんやろ・・・。」

僕「ハハハハッ!! 田舎を舐めんなよ?笑 大阪がどれだけ恵まれているかを思い知れっ!!笑」

楓「時間はどれくらいかかるん?」

僕「4時間半!!」

楓「そんなに?東京-新大阪間でも2時間半やで?笑」

僕「だから本州の大都市と比較すんなっつーの!! シティガールめ!!笑」

福岡市までの主要アクセスは高速バスだけという田舎ぶり。新幹線がないのはもちろん、在来線すらまともに機能していない交通事情に、大阪出身の楓は本当に驚いていた。

僕「でもバスだから安いよ?笑 金ない俺らにはちょうどいいっしょ?笑」

楓「そうやけど、トイレとかあるん?」

僕「ごめんそこは見てなかった!!笑」

スタジオが福岡にあるという理由だけで、わざわざ九州の田舎から福岡に向かうこの計画は、移動に往復9時間かかることもあり、翌日に帰ってくる1泊のプチ旅行という事になった。宿泊先は、楓は乃々華の家、僕は未定という内容だ。

僕「乗るバスって多分アレだよ!!」

楓「時間ないん?」

僕「あと5分!!」

乗り場で少し迷いかけていた僕は、やっとの思いで乗車するバスを見つけた。もうそろそろ出発するのか、バスの入り口の前で運転手が予約欄の紙を見ながら待機している。

僕「下腹部って言います。2人です!!」

運転手「はい。バーコードをコチラへどうぞ!!」

僕は決済が完了した後に送られる、メールに表示されたスマホのバーコードをかざした。

ピッ!!

運転手「席はA7とA8です。荷物はコチラへ・・・。」

慣れてない高速バスの乗車手続きを終え、荷物を預けた僕と楓はバスに乗り込んだ。時刻は午前9時過ぎ。福岡市に到着するのは昼過ぎだ。

僕「待ちに待ったスタジオがまさかこんな大掛かりになるとは!! 楓とプチ旅行とか贅沢過ぎる!! レンタル彼女かよ!!笑」

楓「レンタル彼女?そんなサービスあるん?」

僕「東京とかではあるみたいよ?俺も詳しく知らないけどさ笑」

出発時間になっても乗客は少ないままだった。席は全体的に空いていて、小声での会話ならある程度は出来る環境だった。

僕「なんか楓のジャージ姿が逆にレンタル彼女のオプションみたいだな。そんなのあるか分からんけど笑」

楓「ウチ、ホンマに服持ってないんよ。こう見えてもこのジャージ1軍やで?笑」

僕「ハハハハ!!笑 何軍まであるの?笑」

楓「3軍や。こういう特別な日は1軍。外出る時は2軍、部屋着とかは3軍や。」

僕「全部同じ赤いジャージに見えるけど?笑」

楓「ちゃうで!! これは一張羅や!!笑」

楓はこんなプチ旅行の時も赤いジャージ姿だった。彼女が制服と赤いジャージ、そしてバイト着以外の服を着た姿を、一度たりとも見たことがない。

楓「そんな事より車内にトイレないやん。ホンマに休憩とかあれへんの?」

僕「えっもう限界なの?」

楓「まだ行きたくもないけど、待ち合わせする前に飲んできたからちょっと怖くて。」

そんな会話もつかの間。バスに乗る前からトイレを気にしていた楓は、不安そうな表情を浮かべていた。彼女の事なので、恐らく事前に大量に水分を摂取してきたのだろう。

僕「どれくらい飲んだの?」

楓「2リットルや。バスやから我慢出来るええ機会やと思ったけど、4時間半はさすがに無理や・・・。」

僕「最後にトイレに行ったのは?」

楓「メッチャ詳しく聞いてくるやん笑 朝起きた直後や。7時くらいやな。」

僕「2リットルで4時間半は無理だな笑 なんでそんな事したの?笑」

楓「そんな時間かかると思ってへんかった。ウチがアホなだけや。」

僕「休憩があればいいね・・・。」

実は途中、熊本で1度だけ休憩に入ることを僕は知っていた。しかしそれでも2時間はかかるだろう。

僕はそんな事なんて知らないフリをして、やってしまったかと後悔している楓を見ながら密かにニヤニヤしていた。なんて性格の悪い男だ・・・笑

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

楓「そろそろヤバいかもしれへん・・・。」

バスに乗って2時間ほどが経過した頃、楓に肩を強めに叩かれて僕は目を覚ました。よく見ると彼女は足をピタッと閉じていて、前屈みの姿勢のまま下腹部をさすっている。

僕「・・・大丈夫?」

楓「どうにかして気ぃ紛らわす為に喋りたくて・・・起こしてごめんな。」

僕は無言のまま興奮に浸っていた。こんなに可愛い18歳の少女が、僕の目の前で尿意を必死に我慢している。

楓「アホやった。今回ばかりはホンマにウチがアホなだけや・・・。」

楓は左手を股間付近に持ってきて、右手で僕の腕をギュッと握り締めていた。

楓「尿意的に800ml以上は溜まっとる。あと3時間。このままやと間違いなく膀胱の許容量を超えてまうで・・・」

僕「2リットルだもんな。でもまぁコレばっかりは楓の自爆だなぁー笑」

楓「ホンマにアカン。ウチの膀胱がどない頑張っても2リットルは絶対に入らんやろ。ホンマにどうすればええんや・・・。」

ニヤニヤしている僕とは対照的に、楓は絶望的な表情を浮かべていた。しかしそんな時、彼女に救いの手が差し伸べられる・・・。

運転手「えーご乗車ありがとうございます。このバスは間もなく宮原サービスエリアにて休憩に入ります。トイレなどを済ませていただきますようお願い致します。」

楓のためと言っても過言ではないほど、タイミングバッチリのアナウンスが車内に響き渡った。

僕「フフフフッ!! 休憩入るのは知ってたよ?笑」

楓「・・・ホンマに泣きそうや。ホンマに良かったわ。」

楓はホッと溜め息を吐いて肩をなでおろした。バスがサービスエリアで停車すると、僕は楓に着いて行く形で一緒にバスを降りた。

楓「計量するからちょう待ってな。」

トイレの前まで辿り着くと、楓はカバンを下ろして中を漁り、そしてビニール袋に入った1リットルの計量カップを取り出した。

僕「俺もトイレ行ってくるわ。楓の方が時間かかるはずだから、終わったら適当に店の中ブラブラしておくから。」

楓「分かった。」

2人はトイレの前で一旦分かれて、それぞれ用を足しにトイレへと入っていった。興奮のあまり尿の出が悪かったことは、言うまでもない・・・笑

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

楓「お待たせや!!笑」

5分後。熊本県の名産品が並ぶサービスエリアの品物を物色していた僕は、楓に肩を叩かれた。

楓「尿意のレベルは10段階中8くらいやった。それでこの量や。凄いやろ?笑」

楓が僕に見せたのは楓のおしっこが計量カップ満タンに入っている画像だった。目盛りの最大値を超えている為、あくまで予想ではあるが1050mlほどの尿量だろう。これで8割ほどの尿意とは、全く楓の膀胱はどうなっているのだろうか?笑

楓「アホなことしたって思ったけどウチ、またアホな事するわ。」

驚いている僕を前に、楓はスマホをポケットにしまって、ニヤニヤしながらこう言ったのだった。

楓「帰りの時はこれ以上に我慢するで!!笑」

全く楓は相変わらずとんでもない事を言うもんだと思いながら僕は、熊本県産チューハイを1本だけ取り出し、そのままレジへと並ぶのだった・・・。

〜つづく〜

次の話はこちら→第24話 2人きりのセッション

前回の話はこちら→第22話 これがお土産やっ!!

はじめから読みたい方はこちら→第1話 無口な美少女

クリスマスの夜に…

そろそろクリスマスなので、これを読んで気分を味わいましょう。全くクリスマス気分になれません。

『ラッパ水仙と性癖』第9話 新しいスタート

僕が初めて書いた長編小説である『ラッパ水仙と性癖』から抜粋。とんでもない尿量を出す女上司のお話をご堪能くださいw

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