瑠奈「うううぅーー。ズルズルーーー!!」
9年前のあの時、瑠奈は泣きながら、そして鼻をズルズルさせながら家に帰ってきた。保健室の服を借りたのか、見慣れないスカートを穿いている様子だった。
陸「おかえり。あれ? なんで泣いてんの? あと、そのスカートは・・・?」
デリカシーのない俺に、瑠奈は躊躇なく赤いランドセルを投げつけてきた。
瑠奈「うるさい!! お兄ちゃんのバカ!!」
瑠奈はまた泣きながら、自分の部屋へと逃げるように入っていった。
男「お前の妹、昨日学校でお漏らししたらしいじゃーん!!笑」
次の日、俺は同級生の男子からそんなことを言われて初めて気がついた。昨日瑠奈が泣いて帰ってきたこと、見慣れないスカート、あの日授業中に我慢できなくておもらしをしてしまった事が容易に想像できた。
陸「677mlか。そりゃ漏らすわな・・・」
俺はその時の尿量を見て驚いた。9歳の誕生日が来る前の瑠奈の膀胱に、これだけのおしっこが蓄えられていたとは・・・。当時は水分を摂り過ぎていたのだろうか? 色々推察するとさらに興奮してしまう。
陸(もっともっと、履歴を見てみよう!!)
俺はもう蓄尿履歴に夢中だった。しばらくすると、瑠奈が10歳の頃の2017年5月7日、またもや備考欄には「非常に強い尿意」と記入されているところを見つけた。
陸「は・・・810mlって!!」
尿量を見て俺は驚いた。そしてこれは、あの頃の事で間違いないだろう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
瑠奈「パパァーーー!! トイレまだー?」
それは俺が小学6年生の年のGW最終日、2017年の5月7日のことだ。家族旅行をしていた僕ら4人は、両親と妹と僕の4人で高速道路の渋滞に巻き込まれていたのだ。
父「パーキングまでもう少しなんだけど、車が動かなくてなー」
瑠奈「おしっこ・・・もう出る!! もう無理!!」
後部座席に座る瑠奈は、体勢を何度も変えたり、とにかくモジモジが止まらなかった。
母「全く、ジュースの飲み過ぎよ!! 5年生なんだからもう少し我慢しなさい!!」
瑠奈「ごめんなさい・・・でももう我慢できないよママ!!」
「漏れそう!!」「こんなにおしっこしたいの人生で初めて!!」「おしっこがしたい!! おしっこがしたい!!」「もうここでする!!」瑠奈はたくさん弱音を吐いたものの、何とかサービスエリアまで我慢することが出来たのだ。
母「ほら、着いたわよ瑠奈!!」
サービスエリアに着いた時には、瑠奈はもう動けなかった。
瑠奈「ママ、お願い・・・トイレまで連れてって。動いたらもう出ちゃう・・・」
助手席に座る母はため息を吐いた。その様子を見た父が、母の代わりに車から出た。後部座席のドアを開け、父親が瑠奈をおんぶしながらトイレに向かっていったのを、俺は今でもハッキリと覚えている・・・。
陸「あの時、810mlのおしっこが溜まっていたのかよ・・・10歳で。瑠奈凄いな・・・。俺なら絶対漏らしてるわ・・・」
そんなことを呟きながら、俺はまた履歴を見まくっていた。尿量に注目しながら下に下にスクロールしていく・・・。この頃から尿量は200ml後半から300ml前後で、たまに多くて400ml台と言う感じだった。いつも瑠奈はこのくらいでおしっこを出している。
17年近く一緒に住んでいるのに、幾度となく瑠奈がトイレに入るのを見てきたのに、瑠奈のおしっこを意識した事なんて、さらさらなかった。
陸「こ、これは凄い・・・」
見漁ってどのくらいの時間が過ぎたのだろう? 瑠奈が15歳の頃のある履歴を見て、俺は固まった。備考欄にはまた「非常に強い尿意」と書かれている履歴だった。しかし日付的に俺に身に覚えがない。
この日に瑠奈はそれだけおしっこを我慢したという事だ。一体どういうシチュエーションだったのだろう? 俺は気になって気になって仕方がなかった。
陸「本人に直接聞いてみようか・・・引かれるかな?」
そう思った俺は、母親から渡されたメロンパンを頬張りながら、病室のベッドの上でアニメを観始めたのだった・・・。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
陸「1日だけだったけど、入院大変だったわー」
退院後の夕方、俺がリビングでくつろいでいると、学校から帰ってきた瑠奈が入ってきた。
瑠奈「で、本当に体に異常はないって?」
陸「あぁ、よく分からんけどそう言われたよ。とりあえず無理しないようにってさ」
瑠奈「ふーん」
小腹が空いたのか、瑠奈は冷蔵庫を開けて何か食べ物を探していた。
陸「なぁ突然だけどな、瑠奈」
俺は話を切り出した。瑠奈は無言で俺の方を見る。
陸「入院中ってトイレ我慢しないといけないから大変だったわ〜。尿瓶が目の前にあるし、トイレに行くのも面倒だし」
瑠奈「・・・アンタ、別に立てない歩けないとかじゃないんだから、普通にトイレくらい行けたでしょ」
陸「いやぁーそうなんだけどさ、面倒でついつい我慢しちゃって限界になっちゃってさー。マジで漏れそうだったわ」
瑠奈は呆れたような顔でこっちを見てきた。もう瑠奈にどう思われようが関係ない!! 俺は勇気を振り絞って聞いてみることにした。
陸「・・・んでお前は、今までおしっこが限界になった事ないの?」
瑠奈は一瞬だけ、ほんの一瞬だけピタッと動きが止まった。
瑠奈「は?なんでアンタにそんな事言わないといけないわけ?」
ヨーグルトとスプーンを片手に持って、瑠奈はリビングの椅子に腰掛けながら答えた。
瑠奈「そりゃ生きてりゃ多少はあるよ・・・多少はね・・・」
陸「なんだよ。ちゃんと答えてくれるのか。そりゃあるよなお前も。例えば・・・昨日の朝とか?笑」
瑠奈の顔が次第に赤くなっていく。
瑠奈「何////? マジでキモいんだけど‼」
陸「いやだって、結構限界そうだったから笑」
瑠奈「うるさい!! たまたま寝る前の夜にジュース飲み過ぎちゃって・・・夜中尿意で目が覚めたんだけどトイレに立つのが面倒で、朝まで我慢したらもうパンパンで・・・」
陸「メチャメチャ詳しく話してくれるじゃん笑」
瑠奈「あんな時にトイレを占領するなんて、お兄ちゃんってホントサイテー!!」
陸「完全にお前の都合じゃねーか!!笑」
そして俺はもう一つ、瑠奈から聞きたい話があった。
陸「それだけか?もっと限界だったことあるだろ?」
瑠奈「そうねー。パッと思い出すのは小学生の頃のゴールデンウィークの高速道路の渋滞じゃないかなー。あれは本当に限界だった」
陸「あったねーそんなこと。メチャメチャ可哀想だったわ笑 他は?」
瑠奈「何でそんなに聞き出すの? 他はそうだな・・・去年、彼氏の家でトイレ行きたかったけど、どうしても我慢できなくて、本当に困ったなーあれは」
やっと収穫のある話が聞けると思ったのも束の間だった。瑠奈の口から「彼氏」という単語が出てきたのだ。どっちの話を優先させるか俺は非常に悩んだ。しかし、選んだのはやはりおしっこの方だった。
陸「・・・どんだけ限界だったの?」
瑠奈「彼氏とカラオケに行って、飲み物すんごい飲んだからトイレ行きたくなったんだけど、彼氏の前で恥ずかしくて行けなくてさー。ずっとずっと我慢してた!!」
陸「へぇ〜〜。最終的にはどうしたの?」
瑠奈「結局、彼氏の家まで行っちゃって。なんか、その・・・何というか、お腹の張りが凄すぎて観念して「トイレ行きたい」って勇気を出して言っちゃった。今思えばトイレくらい、もっと早く言えばよかったのにって」
俺は全然話が見えてこなかったので詳細をお願いした。しかし、瑠奈は顔を赤くしながらそれを拒んだ。
瑠奈「何でアンタにそんなこと話さないといけないの!! なんか口が滑って彼氏まで言っちゃたし・・・最悪!!」
瑠奈はいつもそう。当たりは強いが、なんだかんだで最終的には俺の言うことを聞いてくれる。間違いなくブラコンだ。初めは拒んだが結局瑠奈は、ことの詳細を淡々と話してくれた。
瑠奈「あの、何というか・・・信じられないかもだけど、トイレを我慢し過ぎるとお腹が凄い張るわけ。おへその下あたりからポッコリするの。私もあの時が初めての経験だったから凄い覚えてる。多分膀胱が膨らんでるから・・・なのかな? で、彼氏とそういう雰囲気になって服を脱ごうとしたんだけど、お腹見られてデブって思われたくないし、おしっこももう漏れそうだったから、観念してトイレ借りたの」
陸「へぇ〜〜。で大量に出て、お腹もスッキリしたと?」
瑠奈「う・・・うん、あの時は本当に凄いたくさん出た・・・よく我慢出来たなって今でも思うし・・・というか待って今のなし!! 何でこんなこと話してんの私は/////」
俺はその話を聞きながら、昨日見た瑠奈の蓄尿履歴を思い出していた。2022年10月14日20時04分の「非常に強い尿意」と記されていた記録。尿量の欄は1,069mlと記されていた。
昨日、アニメを観終わった俺は再度瑠奈の蓄尿履歴を身漁った。蓄尿量が1リットルを超えていたのは間違いなくこの1回だけだった。つまりこの話の時こそが、瑠奈が人生で一番膀胱を膨らませていた瞬間ということになる。
陸「お前、いつの間に彼氏とか出来てたのか・・・元彼でも俺は許さないぞ!!」
瑠奈「シスコン本当にキモイ!! というか、まだ付き合ってるんだけど?」
陸「はぁーーーーーー?誰だそいつ!! 俺がぶん殴ってやる!!」
瑠奈「呆れた。ほんっとサイテー」
おしっこの話が聞けて嬉しかったのもあるが、それ以上に妹の彼氏のこと、それどころか初体験の話まで聞かされた俺は、ショックの面が圧倒的に大きかった。
〜つづく〜
次の話はこちら→蓄尿履歴 その2 ~クラスメイト前編~
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