【実話】男勝りな女子高生のおしがま ~尿意と闘いながら大富豪をするJK~

これは僕が高校2年生の頃のお話です。何の科目だったか忘れましたが、ある日の5時間目の授業がいきなり自習になりました。

こうなるとみんなおふざけモード。しかも課題は「これだけ？」ってくらい一瞬で終わる内容で、残り時間は教室内で休み時間みたいな、楽すぎる5時間目でした。笑

ペチャクチャお喋りが出来る、なかなかにゆるーいこの自習時間。僕もすぐに課題を終えると、仲の良いグループで席に集まってトランプの大富豪をしていました。そのトランプをしていたメンバーに美咲（みさき）という子がいました。今回の主役は彼女です。

彼女は女子なのですが、男勝りなところがありました。普段は静かで優しいのですが、声が低く、怒ると言動も暴力的で、一部の人には怖がられてました。

例えば、僕達がまだ入学したばかりの時、2年生男子が廊下でワーワー騒いでいて道が通れなくなっていた時がありました。この状況に僕ら1年生男子は何も言い出せず困っていたところ、彼女はいきなり「どけよっ!!」と一喝。

2年生男子は「何や？こいつ」みたいな態度でしたが、なんだかんだ道を開けてくれたりした事がありました。初対面の年下新入女子高生とは思えない肝っ玉です。笑

そんな美咲達と大富豪をしている最中、彼女はずっと「ヤバい、トイレ行っていいかな？」と連発していました。

男「別に自習だしいいんじゃね？」

美咲「だよねーー。でも一応授業中だし」

授業中だからトイレに行ってはいけないと思っていたのか、なかなかトイレに立ちませんでした。その割には授業中にトランプをするというこの矛盾行為に、僕は美咲ちゃんらしいなって思ってました。笑

美咲は何度も「ヤバい」やら「トイレ」やら連発します。いやいや自習だし、トイレくらい行けよと僕も思ってました笑

美咲「ヤバい、飲みすぎた」

僕「何を？なんか飲んだの？」

美咲「ファ○タを大量に・・・」

話を聞くと彼女は、昼休みに当時の新作だったファ○タの期間限定ストロベリークリームソーダ味が美味すぎてがぶ飲みしたんだとか。笑

しかも1缶500mlのロング缶で1本はひとりで全部飲み、美味しすぎて2本目を購入。2本目は友達とはんぶんこで飲んでいたそうです。つまり大体750mlも授業前に飲んだことになります。ヤバいなコイツ笑

授業時間も終盤で、残り10分を切るというところでしたが、美咲はまだブツブツ言っていました。

「時間前にトイレに行ったら負けな気がする」「絶対我慢できる」「大富豪で気を紛らわす」

ちゃんと覚えてはいないですが、この他にも彼女はたくさんおしがま発言をしていました。

自習時間に自主的なおしがまもはじめてしまった美咲。結局彼女は最後まで大富豪を守り抜いて授業終了のチャイムが鳴りました。

美咲「勝った!!」

ガッツポーズをしてトイレへと駆け込んでいく美咲。あのガッツポーズは大富豪としてはもちろんですが、自分に対するおしがまへの勝利でもあったのかもしれません。

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