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【妄想】振袖と小便 ~こうしてまた一つ大人になる~

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茉白(どうしよう・・・なんでこんな時にっ!!)

20歳を祝う会(旧成人式)に出席していた茉白ましろはピンチだった。式典はやっと終盤に差し掛かった頃だろうが、予定ではまだ10分以上はあるだろう。

茉白(絶対アレが原因だ・・・。あーーーー!! やっぱり家に帰ってから飲むんだったーーー!!)

帯で縛られて窮屈になっている腹部を触りながら、茉白はジンジンと痛むような尿意に抗っていた・・・。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

叔父「茉白にもお酒を楽しんでほしいと思って。これは成人祝い!!笑」

それは式典が始まる1時間半ほど前の事だった。振袖姿の茉白を見て喜ぶ叔父とその奥さんは、彼女の為に成人祝いとして、ちょっとしたお酒のセットを用意してくれていた。

そのお酒セットはメーカーが統一されていて、トータルで6本もあるラインナップだった。缶ビールのロングタイプが2本と、缶チューハイは短いタイプだったが4本もあり、それぞれ違う果実系の味がする内容だ。

茉白「うわぁ!! ありがとう!! 」

満面の笑みで、茉白は叔父から成人祝いのプレゼントを受け取った。そして挨拶を済ませた後、母親の運転する車に乗り込んで、式典の会場へと向かうのだった・・・。

茉白「ねぇお母さん!! これ1本だけ飲んでもいいかな?」

母親の運転する車の後部座席で、茉白は叔父から貰ったお酒のセットをすぐに開けた。お酒をちゃんと飲んだことがなかった茉白にとって、それは未知で、とても興味のある飲み物だった。

母「今飲むの?式が終わって、家に帰ってからでいいでしょ!!」

茉白「ビール飲んだ事ないから、今飲んでみたい!!」

運転する母親の後ろで、プシュッ!!っと缶ビールを開けるいい音がした。茉白は20歳になっても、母親の言うことが聞けない悪い子だ笑

茉白「オエーーーーー。何これ不味い・・・。」

母「アンタにビールはまだ早過ぎるわよ!! そもそもキンキンに冷やさないと、ビールは美味しくないんだから!!」

信号待ちで車を止めた母親の隙を見て、茉白は母親の肩を叩いた。

茉白「ねぇお母さん。私、ビール飲めないや・・・。お母さんが飲んで!!」

母「運転中よ!! 何考えてるの!!」

茉白「家に持ち帰ってよ!! それから飲めばいいじゃん!!」

母「アンタの式典が終わった後にも、車出さないといけないのに?もうその頃には炭酸が抜けて美味しくないじゃない!!」

茉白「・・・ビールって炭酸なの?」

母「当たり前よ!!」

茉白「・・・・・・。」

一口だけ飲んだ缶ビールを、茉白は後部座席のドリンクホルダーにそっと置いた。

茉白「もったいないし・・・それなら頑張って飲む!!」

そして茉白は覚悟を決めた。

プシュッ!!

苦手なビールの味を誤魔化すため、茉白はさらに缶チューハイを開けた。そしてビールをある程度飲んだ後、チューハイも一気に流し込んだ。

田舎なので、式典会場まではまだ車で30分ほど時間があった。茉白はその時間をフル活用し、必死に500mlの缶ビールに立ち向かっていった・・・。

茉白(ふぅ。なんとか飲み切った・・・)

30分後。会場に到着する頃には、茉白はロングの缶ビールを飲み干していて、さらに味変で一緒に飲んでいた缶チューハイも2本空けていた。

母「友達との2次会は夜なんでしょ?終わったら連絡して!!」

茉白「うんっ!! 行ってくるね!!」

お腹がタプタプの状態で、茉白は動きにくそうな振袖姿で車を降りた。時間は比較的余裕があったが、その時点では尿意が全くなく、久しぶりに会った旧友と話をしていると、式典時間まではあっという間だった・・・。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

茉白(どうしよう・・・今すぐ席を飛び出して、トイレに駆け込みたいっ!!)

式典の前にトータルで約1.2リットルものお酒を飲んでしまった茉白の膀胱は、徐々に限界に近づいていた。最後にトイレに行ったのは振袖の着付け直前の早朝だ。時間にして6時間近くが経過している・・・。

茉白(3本飲んじゃったんだもんね・・・どうしよう。あと5分くらいかな・・・?)

会場の大きな掛け時計に何度も目をやる茉白。プログラムを見てみると、来賓のお話もこれが最後だ。次の終わりの挨拶でやっとトイレに行けるはず・・・。

来賓「・・・最後に改めて、本日は誠におめでとうございますっ!!」

パチパチパチパチ!!

来賓の挨拶が終わり、大きな拍手に包まれる会場内。茉白だけは両手をギュッと握りしめて、拍手すらままならなかった。

司会「ありがとうございました。これにて20歳を祝う会を終了いたします。本日はお忙しい中、新成人の皆様、ご家族、ご来賓の皆様にお集まりいただき、誠にありがとうございました。」

パチパチパチパチ!!

茉白「ふぅーーーーーーっっ!!」

意外にもあっさり終わった式典に、茉白は安堵のため息を吐いた。しかし、まだまだ彼女の戦いは終わっていない。

友人A「茉白は?この後2次会まで時間あるの?」

友人B「会場前で今から、中学のみんなで写真撮るんだって!!」

式典がお開きになると同時に、近くに座っていた同じ中学の友人達が、茉白に話しかけてきた。

茉白「あっ、ちょっと待って、その前に・・・トイレ!!」

ゆっくりと立ち上がる茉白の様子に、友人達は違和感を覚えた。不自然な動きをする茉白はどこか辿々しい。

友人A「・・・どうしたの?」

茉白「トイレ、行きたいから・・・・。」

友人B「でも時間ないよ!! トイレも今は混んでるし、先に写真撮ろうよ!!」

茉白「嘘・・・・・・。」

会場の出口付近にあるトイレを見た茉白は絶望した。スタートが遅かったせいなのか、既に女子トイレには10人以上の列が出来ていた。

茉白「・・・どうしよう。こんなの・・・待てないよ。」

友人A「そんなに限界なの?笑」

茉白「うん。もうずっと我慢してて・・・。」

友人B「トイレくらい式典の前に行っときなよ!!笑」

からかうような態度の友人達の前で、茉白は泣きそうになっていた。

茉白(そうだ!! 確か・・・会場の向かいにコンビニがあったはず!!)

思い出したように、茉白は前屈みになりながら、よろよろと歩き出した。

友人B「どこ行くのーーー?」

茉白「ごめん。会場の外のトイレに行くから・・・!!」

友人A「・・・大丈夫?」

時間をかけて、茉白はゆっくりとゆっくりと歩き出した。会場を出ると、道路の向かいにはコンビニが見えた。記憶が正しかったと思い、茉白はまた少し安心する。

茉白(あーーーーダメッ!! トイレに行けることを考えたら・・・本当に漏れちゃう!!)

トイレに行けると一瞬でも考えた茉白の脳は、必死に抑え込んでいるパンパンに膨らんだ膀胱を解放しようと、小さな水門をわずかに開きかけた。

茉白(まだ・・・まだダメだよまだダメ!! コンビニに着いても、またトイレに列が出来てる可能性あるし・・・。)

必死にそんな事を自分に言い聞かせて、茉白は会場の敷地内を出た。コンビニは道路の真向かいで、その前に押ボタン式の横断歩道がある。

幸いにもそのボタンは、既に違う中学の袴姿の男子が押していた。そのおかげもあり、茉白が横断歩道の前に辿り着くと同時に、歩行者信号が青に変わった。

女子A「いやーーーマジで長くなかった?」

女子B「それな!! なんで知らない人の話をじっとして聞いとかないといけないのって!!笑」

コンビニに入ると、振袖姿のギャルの女子2人がトイレの前で待機していた。

茉白「あの・・・すいません。並んでますか?」

女子A「・・・そうだけど?」

茉白「そうですか・・・ふぅーーーーーー!!」

茉白は深呼吸をしながら、片足を上げたりして必死に我慢していた。さっきまでコンビニのトイレも混んでいる可能性を考えていたが、実際に混んでいると考えると、心が折れそうになる。

茉白(どうして?みんな私みたいに、お酒をたくさん飲んでた訳じゃないはずなのにーーーっ!!)

悔しい気持ちと強烈な尿意を必死に抑えて、茉白は無言のまま前屈みで足をバタバタさせていた。

女子B「・・・大丈夫?なんかもうヤバい感じ?」

茉白「すいません・・・実は本当に漏れそうで!!」

女子A「先に行っていいよ?別に私ら、次でいいし?」

茉白「・・・本当ですか?マジでありがとうございます!!」

つられてギャル口調になってしまった茉白は、2人のギャルに順番を譲ってもらい、トイレの前に1番目として待っていた。

ジャーーーーーーーーーーッッ!!

そして、そのタイミングで女子トイレの水の流れる音が聞こえてきた。トイレの中から30代くらいの女性が出てくる。見た感じ明らかに式典とは関係のない人だろう。

茉白「すいませんっ!!」

ゆっくりと動きながらも、焦った様子でトイレに入る茉白は、個室の鍵をバタバタしながらなんとかかけた。目の前には、思う存分におしっこを放出できる洋式便器がある。

茉白(あっ、あっ、ヤバい・・・もう少し!! もう少しだから!! でもどうやって・・・?)

人生で初めて振袖姿で用を足そうとする茉白は、足をバタつかせながら振袖の裾を持ち上げた。

茉白(えっ、でも・・・まだ上がりきってない!! これってどうすればいいの?どうすれば振袖を汚さずに、綺麗にトイレに座れるの?)

茉白は振袖の下に着ている長襦袢ながじゅばんの裾を両手に持ちながら、足を必死にバタつかせていた。

茉白(もう少しっ!! もう少しだから頑張って私!!)

しかしその瞬間、茉白の頭は真っ白になった。

分厚い振袖の生地は茉白のおしっこで濡れていった。恥ずかしい音を立てながら、彼女は意思に反しておしっこを体外に排出していく・・・。

茉白「あっ・・・あぁ・・・。」

下半身はどんどんと濡れていき、長襦袢も吸収しきれないほどになる。それでも漏れ続けるおしっこは、草履や床に大量に溜まっていく・・・。

茉白(どうしよう・・・どうしよう・・・!!)

予想よりも早く終わる式典、先に歩行者信号のボタンを押してくれた見知らぬ袴姿の男子、そして順番を譲ってくれたギャルの2人・・・。

恵まれている場面が多かったにも関わらず、茉白は結局のところ大きな失敗をしてしまった。原因は紛れもなく、何も考えずに飲んでしまった式典前のお酒のせいだ。

茉白「どうしよう・・・振袖レンタルなのにっ!!」

こんな失敗もこれからの教訓として役に立つだろう。そういう意味では茉白はまた一つ、大人になったのかもしれない・・・。

北海道の何もない田舎道で車内監禁

北海道は色んな理由でトイレ問題になりやすいんですよねー。なので今後も北海道を舞台にした話は作れそう。

女子付き物件

割と新しめの作品。意味不明な終わり方が原因なのか、閲覧数は微妙。

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