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【妄想長編小説】ラッパ水仙と性癖 ~第8話 本当の告白~

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このページは長編小説2023年シリーズ『ラッパ水仙と性癖』の第8話です。はじめから読みたい方はこちらからどうぞ→第1話 2人の関係

前回の話はこちら→第7話 お互いの告白

登場人物紹介

名前  
齋藤 雄介
(さいとう ゆうすけ)
この物語の主人公。地元の広告代理店で働く2年目の平社員。23歳。身長173センチ。痩せ型。基本いつでも1人の陰キャ。なのに何故かグルメ。 学生時代からの友人もほとんどいない。仕事は最低限の事ができる程度で色々とポンコツ。女性の放尿を見るのが好きという特殊性癖持ち。上司である橘に好意を抱いている。
橘 美緒
(たちばな みお)
この物語のヒロイン。齋藤と同じ会社に勤める営業部の主任。入社5年目で齋藤の直属の上司という立場。バリバリのキャリアウーマンで、誰もが認めるくらいの美貌を備えた26歳。はっきりモノを言うタイプで部下から恐れられている。身長160センチ。痩せ型。基本的にトイレが遠く、音消しも基本気にしない。松田とは従兄弟の関係。
松田 壮吾
(まつだ そうご)
橘の元彼で元婚約者の25歳男性。橘の従兄弟で彼女より1つ年下。齋藤と橘と同じ会社に勤める4年目の平社員。身長175センチ。中肉。

松田「美緒姉ちゃーん!! 遊ぼーーー!!」

幼い頃の私には、弟のような存在の人がいた。一つ年下で従兄弟の彼は、笑顔で私にそう言った。

彼は幼い頃から私に懐いていた。年末年始やお盆、その他親戚同士が集まる行事では、いつも私に会うことを楽しみにしていて、私は会う度に彼に腕を引っ張られてばかりだった。

私も彼の行動に満更じゃなかった。お互い一人っ子だった私たちは、従兄弟同士ではあるが、まるで兄弟のような関係だった。

母「ほんっと美緒と壮吾君は、兄弟みたいで仲が良いんだねー!!」

松田母「お互い兄弟が居ないから、寂しいんだろうねー」

母親と叔母さんがこんな会話をしていたのも、何度も耳にしていた。もちろん、私にとっても彼が兄弟のような存在であることは、その時は疑いもしなかった。

橘「お、おしっこ行きたい!!」

ある日、当時7歳だった私は、彼と2人で公園で遊んでいる時に尿意を催した。というより、ずっと我慢していたが、限界になってしまったのだ。

松田「我慢できないんだったら、そこですれば?」

彼が指を差したのは公園の隅だった。公衆トイレがない公園だったこと、そして尿意がもう我慢できなかった私の選択肢は、一つだけだった。

「シューーーーーーーッッッッ!!」

私が気持ちよく放尿している時、彼は私の股間を凝視していた。まるで珍しいものを見るかのような彼の目を、今でもハッキリと覚えている。

松田「女の子のおしっこ!! 初めて見た!! 勢いがスゲーー!!」

彼は少し興奮気味に驚いていたのを覚えている。ちょっと恥ずかしかったが、彼にだけは見せてもいいと思えるような、そんな不思議な感覚だった。

松田「今日、家行ってもいい?」

お互い思春期を迎えるほど大きくなっても、2人はメールを頻繁にしていた。お互いの家は車で30分ほどと、遠くも近くもない距離だった。

彼が中学に上がる頃には毎週決まった曜日に彼が自転車を1時間漕いで、私の住む街に来るようになった。会って何をするって言っても、ただお互い会いたかっただけだった。

私の家は母子家庭だった。仕事で家を空ける母を見計らい、私は何度も彼を家に招き入れた。そんな私が高校に上がった頃、私と彼は遂に一線を超えてしまった。

松田「美緒、その・・・・・・しよう////」

橘「う・・・うん///」

私は彼とベッドを揺らしていた。従兄弟同士ということは百も承知だった。付き合おうなんて言葉を一度も口にしたことはなかったが、この時にはもう2人の中では、従兄弟や兄弟という関係性ではないことくらい明白だった。

松田「なぁ美緒、今度エッチするときはさぁ・・・?」

橘「何?」

松田「・・・美緒がおしっこ我慢した状態で、エッチして欲しいんだよねー」

橘「は、はぁーー??何それ?」

私がおしっこという性癖に目覚めたのも彼の影響だった。彼は幼い頃に私の放尿を見た影響で、女性の尿意を我慢する姿や放尿を見ることに性的興奮を覚える特殊な性癖を抱えてしまっていた。そしてそれを、私に初めて告白してきたのだ。

もちろん最初は抵抗があった。しかし我慢していくうちに次第に、私も私の何かが目覚めている気がした。

橘(気持ち良いいいいーーーっ!!)

いつしか私は尿意を我慢するという行為の虜になっていた。我慢している時の性行為は、普段よりも数倍気持ちよくも感じた。膀胱が膨らんでいるせいで、膣が普段よりも締まる気がしていた。

もちろん膀胱を刺激されるのはその分辛いが、それと同時に快感を覚えるようにもなった。終いには、我慢に我慢を重ねた私の大量尿も、彼に見て欲しいとさえ強く思うようになった。

「シューーーーーーーーッッッッ!!」

橘「はぁはぁはぁ・・・」

限界まで膨らませた膀胱を解放する瞬間も、堪らなく好きだった。私は彼に会う度に尿意を限界まで我慢し、そしてそれを毎回のように彼に見せた。そんなことを繰り返していくうちに、私の膀胱は次第に容量も増えていった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

母「話がある」

そう母が話を切り出したのは、彼が高校生になったばかりの春だった。ベッドを揺らしていた私と彼の部屋のドアを開けたのは、仕事から早めに帰ってきた母だったのだ。

母「何を考えているの?アンタたちは従兄弟なのよ?血が繋がっているのよ?」

いくら説得しても、母は聞く耳を全くと持ってくれなかった。この話は母親を介して、すぐに彼の両親にも伝わった。彼の父親は厳しい人で、彼は翌日父親から殴られたのか、全身がアザだらけになったらしい。私はそれがとにかく悲しかった。

松田「一生幸せにする!! 俺と結婚しよう!!」

私たちはそんな環境の中で、恋人同士のということを隠しながらも関係を保っていた。私が彼のプロポーズに小さく「うん」と頷いたのは、私が24歳になったばかりの頃だった。大学を出た私は、九州一の大都市の中心部にある、広告代理店の会社になんとなくで就職した。

彼も私について行くような形で同じ大学に通い、そして同じ会社に就職した。会社では私たちの関係が従兄弟同士であることは伏せ、恋人同士の関係ということを公にしていた。

親戚A「知ってる?あの2人、恋人同士みたいなことしてるんだって、従兄弟同士なのに気持ちが悪いわね」

親戚B「結婚も考えているんでしょ?ほんと何考えてんだか・・・」

親戚C「親はなんて言ってるの?ほっといてるわけ?信じられない。本当に気持ちが悪い・・・」

一方、私達の関係を知っている親戚達は、私達に対してネガティブな言葉を飛び交わせていることも多かった。というより、私達にわざと聞こえるかのような言い回しだった。

松田「どうかっ!! どうかっ!! 美緒さんは僕が必ず!! 必ず幸せにしますからっ!!」

彼は私の母親の前で、涙を流しながら何度も何度も頭を下げていた。従兄弟というただそれだけの関係なのに、なんでこんな酷い仕打ちを受けないといけないのだろう?

松田「血が繋がっているのももちろん理解していますっ!! しかし従兄弟でも結婚は出来るんですっ!! 日本が!! 日本の法律が認めているんですっ!! どうか、どうかお義母さま!! 私と美緒さんの結婚を認めてくださいっ!!」

母親に土下座をする彼を見るのが本当に辛かった。それでも、お互いの両親の答えは頑なに「ノー」だった。私は悲しみの矛先を誰に向ければ良いのか、分からない日々を送っていた・・・。

駆け落ちももちろん考えた。しかしそれは、愛する母親との絶縁を意味していた。幼い頃から女手一つで私を育ててくれた母親に、とてもそんなことは出来なかった。結婚には断固反対していた母だったが、私にとっては唯一の大事な母親だったからだ。

何度も何度も考えた。私と彼が結ばれる事で、親族はどんな悪影響があるのだろう?それとも親に内緒で籍を入れようか?色々と考えた私に、出た答えはこれしかなかった。

橘「私たち、もう・・・終わりにしよう・・・」

彼の前でそう告げた。涙が何度も何度もこぼれ落ちた・・・。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

齋藤「そんなことが・・・あったんですね・・・」

僕はただただ彼女の話を聞く事しか出来なかった。まさか彼女にそんな過去があるなんて思いもしなかった。

齋藤「それで松田さんとは、今はどういう感じなんですか?」

彼女は顔を隠しながらも答えてくれた。隠しているつもりだろうが、涙で顔がグシャグシャなのは一目で分かる。

橘「まだ彼は諦めきれてなくて、今でもたまに私の家に来たり、話し合おうとか持ちかけたり・・・」

やっぱりまだお互い未練が残っている状態だった。正直、僕はただの部外者だ。こんな重い話、彼女にかける言葉もない。

齋藤「そうなんですね。あの、なんと言えばいいのか・・・」

橘「いいの、いいの!! そんなに気を遣わなくて・・・。私は関係ない齋藤くんを巻き込んでしまったのが、本当に悪いなって思ってて・・・」

「関係ない」彼女の口から僕に対してそう言っていた。自分自身もさっき思ったことだが、やはり本人の口からそんな言葉が出ると心が痛い。

彼女はひたすら僕に謝っていた。寂しくてついつい自身の放尿を僕に見せてしまったこと。僕もおしっこの性癖があることを知り、嬉しかったこと。そして僕を恋愛の目で見たことがないこと・・・。

僕はどうせ彼女に何も思われてないんならと思い、この場で彼女に告白しようと思った。彼女から話を聞く前に一度好きだと返事はしたが、僕の言葉で改めて彼女に気持ちを伝えようと思ったのだ。

今ならいける。間違いなくそう思った瞬間だった。

ピンポーンっ!!

突然部屋のインターホンが鳴った。モニターを見た彼女は、急に真っ青になった。そう。モニターには、あの松田が映っていたのだ。よりにもよって、何故こんなタイミングで・・・。

松田「入るよーーー美緒!!」

マンションの暗証番号が分かる彼は、インターホンに一声だけかけて、階段を上っていった。彼女は急いで玄関の鍵を閉めに走る。

僕は急いで自分のコップを片付け、玄関の靴を持ってトイレに1人で隠れた。後は橘さんがどうにかしてくれるだろう。そう思っていた。

ピンポーンっ!!

松田が遂に玄関の前に来た。橘さんは玄関の前でなるべく時間を稼いでいた。

橘「ちょっと待ってねー。今、スリッパ履いてるからー!!」

そう言って彼女は、玄関の鍵をガチャっと開けた。

松田「よう、また来たぞ・・・」

橘「う、うん。でも・・・何しに?」

そんな会話をしていた橘さんと松田だったが、松田がいきなり予想外なことを言い出した。

松田「ごめん、いきなりでなんだけど、トイレ借りてもいいか?俺ずっと我慢しててさーー!!」

まさかこの一言が出るなんて、考えもしなかった。

橘「あっごめんっ!! 今トイレ故障中で使えなくて!!」

橘さんもかなり焦っている口調だったのがすぐに分かった。しかしその直後、松田はトイレのドアを開いてしまったのだ。

松田「お・・・おいおい、なんでお前がこんなところにいるんだ・・・?」

齋藤「す、す・・・すいません。その、あの・・・これはちょっと・・・」

もう頭の中が真っ白だった。言い訳をするにしても、どれも無理があった。

松田「テメー!! 何勝手に美緒の家に上がってんだ?あぁ???」

気が付けば僕の目の前には、彼の拳が迫っていた。

橘「やめてーーーーっっっっ!!」

ドンっっ!!

その瞬間、鈍い音がトイレの中から響いた。

齋藤「暴力はダメですよ・・・。松田さん・・・」

僕は右肩に痛みを感じながらも落ち着いてこう言った。彼の拳を避けようと試みたものの、やはりトイレは狭く、避けられなかった。

松田「なんだよお前ら・・・いつの間に付き合い出してんのかよっ!!」

僕の言葉で少し冷静さを取り戻していたが、彼は頭に血が昇ったままだった。

齋藤「はい付き合ってます。数ヶ月前から、僕と美緒はお付き合いしています」

僕は自分でも驚くくらい冷静にそう言った。もちろんこれが嘘なんてことは言うまでもない。初めて彼女を呼び捨てにした。それも下の名前で。

松田「おい、本当かよ・・・なぁ本当なのか?」

彼は信じられないというような表情で彼女の答えを待っていた。橘さんはゆっくりと頷いて口を開いた。

橘「本当よ。雄介と私、付き合っているの・・・」

彼女も僕を下の名前で呼んでくれたのでドキッとした。何度も言うが、もちろんこれもこの場を凌ぐための嘘ではあるのだが・・・。

その答えを聞いた彼は急に立ち上がり、無言で玄関に足を運んだ。

松田「齋藤。殴って悪かったな・・・」

彼はそれだけ言って、橘さんの家を後にした。僕たちは窓から外を見る。ちゃんと彼がマンションから出ていったのを確認するためだった。

彼はゆっくりと歩きながら駅に向かっていった。下を向いていて、どことなく悲しそうな背中だった。そんな彼の姿を見てしまったら同情してしまいそうになる。彼だって僕と同じように橘さんが好きなんだ。それも幼い頃から。やっぱり嘘は言い過ぎだったろうか・・・。

橘「これでいいの・・・これで、これでいいの!!」

橘さんは彼の背中を見ながら大粒の涙を流して泣いていた。彼女もきっと喪失感に絶望しているのだろう。

齋藤「・・・好きです。まだ橘さんにハッキリと言ってなかったですが、僕は橘さんが好きです!!」

いきなり僕は何てことを言ってしまったのだろう。少なくともタイミングを間違えている。笑

急な僕の言葉に、彼女は目を赤くしながら少し驚いた様子で僕を見つめていた。

齋藤「橘さんは自分が僕に放尿見せつけるから、僕が勝手に意識して、自分の事好きになっちゃったって思ってるかもしれませんが違いますっ!! 僕は橘さんとこんな関係になる前から、ずっと前からあなたが好きでしたっ!! 怒ると怖いけど時には優しくて、仕事が出来て、キレイでカッコよくて・・・僕はずっと片想いしてました!!」

彼女は何も言わず、僕の目を見ていた。

齋藤「今の、今さっきの、僕を下の名前で呼んでくれたの、嬉しかったです・・・。もちろん松田さんに嘘つくためにしたことですが、僕はやっぱり橘さんと付き合いたいですっ!! こんな見た目も冴えなくて、仕事も出来ない年下のポンコツですが、今、橘さんを絶対振り向かせるって決心がつきました。付き合ってくださいなんて今は言いません。いや、こんな男では言えません。でもいつか、あなたにとって自慢出来るような彼氏になってみせます!!」

自分でも驚くくらい恥ずかしくて、くさいセリフだった。しばらく沈黙が続いたが、その後に口を開いたのは、橘さんだった。

橘「嬉しいよ。本当に嬉しい。前からだったんだね・・・。性癖のせいで好きになられたって勝手に勘違いしててごめんね・・・そしてありがとう」

彼女はそう答えたが、今度は違う角度から質問をされてしまった。

橘「でも、いつか自慢出来る彼氏になるっていつまでの話なの?私、まだ齋藤くんに言ってなかったことがあるんだけど、いい?」

僕はまた困惑した。一体彼女はどれだけ僕に隠し事をしているのだろう?そう考えていた僕は、次に出る彼女の言葉を聞いて絶望した。

橘「私、来月いっぱいで今の会社辞めるから・・・」

彼女はなんでいつも肝心なことを隠すのだろう・・・?

〜つづく〜

次の話はこちら→第9話 新しいスタート

前回の話はこちら→第7話 お互いの告白

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