これは僕が中学2年生の頃のお話です。何の科目だったかは忘れましたが、教室での授業中、ある女の子が手をあげました。先生が「どうしましたか？」と問いかけると、その子はこう答えました。
芽衣「トイレに行ってきても良いですか？」
その子の名前は芽衣（めい）と言って、クラスカースト最上位のいわゆる陽キャであり、クラスの1軍的な女の子でした。
僕が今まで観察した中では、特に彼女は頻尿ということはありませんでしたが、珍しく授業中にトイレに行きたいとクラス全員の前で堂々と発言していました。
僕（授業中に手をあげるほど漏れそうなのか？）
僕はそんな事を思ったりして、ちょっとずつ興奮してきました。
先生「トイレは出来るだけ休み時間に行ってくださいね。どうぞ」
そう言われた芽衣は、一目散に駆け足で教室を飛び出しました。
「バタっバタっ!!」
高速で教室を出て、その後に廊下の彼女の駆け足の音が聞こえます。教室から廊下のトイレまでは結構離れていて、しばらくすると彼女の駆け足の音も聞こえなくなりました。
今、彼女はトイレの個室でおしっこをしているに違いない。そう思って僕は彼女のトイレを妄想していました。授業中にトイレと言うくらいだから、結構我慢してたんだろうなーと色々考えていると、
「バタンッッッッ!!」
なんと彼女が帰ってきました。
僕はあまりの速さに何か忘れ物を取りに行ったのかと思いましたが、トイレに行くのに忘れ物なんてあるわけもなく、不思議に思っていました。すると、1人の陽キャ女子が口を開きました。
女子「芽衣、おしっこ速すぎない？？？？」
この発言に教室が爆笑の渦に包まれました。
すると芽衣は「ペーパー巻きながら出しただけ」と、あろうことか思春期の女の子が真面目に質問を返すではありませんか。
その反応に男子も含め、またも教室が爆笑に包まれました。
陽キャ男子A「出しながら、トイレットペーパーくるくるくる〜〜〜〜ってか？www」
陽キャ男B「手ェ洗ったか？？？」
芽衣「洗ったしっっ!!!!」
一部の男子から揶揄われていましたが、さすがは彼女の陽キャラの力って凄いなと感心していました。そして年頃の女の子が自分のおしっこの話をクラス全員の前でするなんて凄いなーとか考えていました笑
それにしても気になるのが彼女のトイレの時間。帰ってくるまでが異常に速かったので、僕はどうやったらこんなに高速で帰って来れるのだろうと頭の中で考えていました。
ペーパーを巻きながらおしっこを出したとしても、彼女が教室を出てから戻ってくるまでに30秒経ったか経ってないかくらいで、ましてや教室からトイレまでの距離を考えるととんでもないスピードでした。しかも手も洗ったとのこと。
実は彼女は尋常じゃないくらい足が速く、陸上部でもないのに陸上部の先生からの推薦で短距離走の大会に出場し、大会新記録で優勝した化け物でした笑（まぁ別に足の速さは、あんまり関係ないとは思うけど笑）
※大会は県ではなく地区大会くらいの小規模で、彼女もこの大会出場が最初で最後でした。笑
陸上の他におしっこ最速を競う競技があっても、彼女は間違いなく優勝でしょう。笑 そんな彼女の最速おしっこ記録でした。
ちなみに「芽衣、おしっこ速すぎない？」と聞いてきた女子（美穂）は、自分の立ちションエピソードをある日みんなの前で話してくれます。
その話はこちら→数学の時間に起きた、女子中学生の爆笑立ちションエピソード
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