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【妄想長編小説】FF外から失礼しますっ!! ~第1話 駆け込んできた美少女~

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※この物語はフィクションです。登場する人物、団体、名称は全て架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

翔士「はぁーーーー。女ってマジで、クソうるせー。」

とある田舎町の、とある中学校の教室。昼休みでキャッキャと騒ぐクラスメイトの女子に嫌気が刺していた翔士(しょうじ)は、ついつい言ってしまった独り言が、周りに聞かれていないか急に不安になった。

机にうずくまっていた顔を上げ、辺りをキョロキョロと見渡す。幸い誰にも聞かれてないみたいだった。翔士はまた顔を机にうずめて、少しでも寝ようと考えていた。

勉強は得意な彼だったが、コミュニケーションは苦手だった。いや、苦手というよりも必要ないと思っていて、男女問わず、友人などを作る気もさらさらなかった。

当然親友もいないし彼女もいたことなどない。部活もやらず、ただ勉強だけはそれなりに頑張るような毎日・・・。しかしそんな彼にも、没頭している一つの趣味があった。

翔士(帰ったら今日もDTMだなー。今回は結構いい感じに仕上がってる。後はギターソロからCメロの繋ぎだけいい感じになれば・・・)

机でうたた寝をしながらそんなことばかり考えていた。パソコンを使用して音楽を作成するDTM(Desktop Music)にどハマりしていた翔士は、音楽が趣味の父親の影響で、小学生の頃から楽曲作成に没頭していた。そしてそれは、彼の唯一の趣味だった。

この日も学校が終わればまっすぐ家に帰り、自分の部屋にあるパソコンと睨めっこをする。そんな何気ない放課後を送るつもりだった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「カタカタカタ・・・・ジャラララーーー・・・ガガガッッ!!」

その日の放課後。翔士は自分の部屋でマウスを上手く操作しながら、作曲に取り掛かっていた。

翔士「くそぉーーー!! 複雑過ぎてMIDIでも出来ないのにーーー!!」

思ったようにいかない曲作り。自分の能力の無さに情けなくなり、思わず1人で叫びながら頭を抱える。

※MIDI(ミディ)……音楽制作に使用される機器で、鍵盤で弾いた情報をそのままパソコンに送るための規格。頭に描いたフレーズを譜面に打ち込むよりも、自分で弾いたほうが手っ取り早いときなどに重宝される。

翔士「・・・とりあえず、ちょっと休憩するか」

少し落ち着こうと思った翔士はパソコンのDTM画面を最小化し、SNS画面に切り替えてログインした。

もちろん通知なんて来ていない。ただただ思考停止でタイムラインをスクロールしていると、ふと気になる広告が目に止まる。

翔士「楽曲クリエイター・・・募集中? 経歴や年齢は不問・・・。専属のアイドルの楽曲提供者になるってことか?」

それは東京にある芸能事務所がプロデュースする、女性アイドルグループの楽曲提供者を募集するという内容だった。翔士は少し気になってしまい、その広告を思わずクリックした。

翔士「・・・まずは書類審査か。作曲したデモ音源をハードに入れて、送る必要もあるのか・・・」

気がつけばその広告に釘付けになった。今まで自己満足でやり続けていた作曲という趣味。もしかしたらと思い、自分を試す意味でも、応募に必要な書類等を用意していった。もちろん自分の作った曲を他の誰にも一度たりとも聴かせたことはない。だからこそ彼は少し気になった。

必要事項の一つであるデモ音源は、今作っている曲を完成させてから送ることにした。そこからの曲作りは意外にも捗り、次の日にはほとんど完成した。

翔士「・・・まぁ受かるわけないよな・・・笑」

数日後の放課後、翔士は少し笑いながら、近所の郵便局前にあるポストに例のオーディション応募書類を投函した。応募の締め切りは残り数日で、思いのほかギリギリだった。

数秒間だけポストを見つめた後、まだ肌寒い春の向かい風を受けながら家に帰宅し、再度パソコンと睨めっこをすることにした。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ガチャ!!」

母「翔士!! アンタ宛になにか届いているわよ? なんかしたの?」

翔士「うううううぁおぁおおおおいいいい!!」

夏休みも近づいてきた梅雨終盤のある日の夕方、突然母親に部屋を開けられた翔士は慌てふためいた。ちょうど自家発電の真っ最中だったのだ。急いでスッポンポンの下半身にタオルケットを被せる。動いたら完全に終わりだ。それにしても、思春期の息子に全く配慮のない母親である。

翔士「ふ、、、ふざけるなっ!! ノックぐらいしろよっ!!////」

母「ん?? どうしたのかしら? そんな事より、なんか知らないところから書類が届いているわよ」

翔士「す、、少しは配慮してくれよ、、、俺ももう13、今年で14歳なんだよ!!」

母「そうだけど、、、それがどうしたの?」

母親は首をかしげた。

翔士(信じらんねー!! 女とはいえ大人だろーが!! 分かるだろこのクソババァ!!)

心の中に怒りをとどめておきながらも、翔士は母親から渡された書類を手に取る。母親が部屋から出たことを確認すると、彼は恐る恐るその封を開けてみた。すると中にはこんなことが書かれていた。

「-書類審査通過のご案内-」

この瞬間、翔士は数ヶ月前に応募したオーディションのことを思い出した。

翔士「う、、、、受かってるーーーー!!」

下半身スッポンポンのまま、翔士はガッツポーズでベッドの上に立ち上がったのだった。

母「どうしたのよ。急に叫んじゃって」

驚いた母親は、再度彼の部屋を覗き込んだ。息子の息子と母親の対面はオムツ以来だ。それも毛が生えている息子の息子はもちろん初めて・・・。

母「・・・あっ、、」

翔士「!!//// テ・・・テメェーーー!! 入ってくんなこのクソババァーーーーーーー!!」

翔士は枕を母親に投げつけた。家中に彼の大声が鳴り響いた瞬間だった。

才加「ヒューーーーーーっっ!! 東京だーーーーー!! やっほーーーー!!」

約2週間後の週末、歳の離れた姉である才加(さいか)を保護者ということにして、2次オーディションの為に翔士は東京へとやってきた。大学4年生の姉は就活の真っ最中。既に内定は2社決まっていたものの、忙しいからと乗り気ではなかった才加だったが、東京に行ったことのある彼女なら安心と、母は半ば無理やり翔士と同伴させたのだった。

彼は母親に何かと話をつけてきた。女性アイドルグループの楽曲提供オーディションの書類審査に通過したこと。受かったらその経験を経て、将来は音楽プロデューサーになりたいこと。渋々という形ではあったものの、母親は息子のワガママを飲んでくれた。

才加「翔士!! ほら東京駅だよ!! 好華ちゃん達と小学校の頃に行ったのを思い出すわーー!! あーーあっちも行きたい!! こっちも行きたい!!」

慣れない大都会の大きな駅に、乗り気じゃなかった姉が一番興奮していた。

翔士「時間がないんだよバカ!! 2次オーディションは北千住駅が最寄り駅だって。どうやっていくの?」

翔士は才加に、オーディション会場への案内書類を渡した。

才加「北千住ね!! ガッテン!! 東京に2泊した経験のある、この大人のお姉さんの私に任せなさい!!」

彼女は得意げに案内を開始した。東京に2泊しただけなのに、なんでこんなに自信があるのだろう? 翔士は逆に不安になってきた。

才加「ところでこの紙、さっきからなんか匂うんだけど。なんかクッサいちんこみたいな匂いしない?」

翔士「は、、、はぁーー??? な、、なんも、、なんも匂いしないよ。き、、、気のせいだろ、、、///」

翔士はあの時の自家発電を思い出してしまった。確かに、確かにちんこを触った手でそのままこの書類を触った。でもそれにしたって鼻が良過ぎないか? それとも自分のちんこがよっぽどクサいのだろうか? 色々な考えが頭を過ぎる翔士。そもそも姉は、ちんこの臭いなど分かるのだろうか? 彼女もやることはやっている。

不安を抱えながらも、彼は才加についていく他なかった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

セイメイ「遅かったね。10分遅刻しているけど、どういうことだい?」

翔士「す、、、ゼェ、、、すいません、、、ゼェゼェ、、、、電車に乗るのに、苦労しまして、、も、、ゼェゼェ、、申し訳ないです!!」

やっとオーディション会場である事務所に着いた時にはもう遅かった。完全に遅刻だ。

セイメイ「福島から新幹線で来たのかい? まぁ東京は慣れてないだろうから仕方ないだろう」

翔士は姉の言う通りにしたことを後悔した。目的地までの乗り場を探す時、彼女はひたすら道に迷っていた。まったく、大人のお姉さんは全然使えない。

セイメイ「ハッハッハ!! 路線名だけで探しても意味ないだろ笑 東京駅は迷路だぞ? それになんで福島からなのにいちいち東京駅に行ったんだよ笑 上野で一度降りた方が北千住には近いだろうが笑」

ハゲた中年のオッサンは、真っ黄色の歯を見せながら笑っていた。それにしてもかなり歯が汚い。横を見ると隣には同じく50代くらいの女性が座っていた。

セイメイ「まぁ遅刻は仕方ないよ。全くもって怒ってない。さっきは怒るような口調で申し訳なかったね」

翔士「は、、はい、申し訳ないです!!」

セイメイ「余談だけど君の苗字、渡部と書いて「わたなべ」と読むのかい? 変わってるね」

翔士「は、、はい。僕の地元、会津若松ではとても多い苗字でして、むしろ渡部と書いて「ワタベ」さんがいないくらいです」

セイメイ「ふーーーん会津若松ねー・・・まぁ余談はそのくらいにしておこう」

中年の男は真っ黄色の歯を隠し、真面目な表情になった。

セイメイ「改めて、うちの事務所へようこそ。私がウチの事務所、ネーミングプロダクションの代表取締役だよ。”セイメイ”という名前でやらせてもらってる。はるばる福島からよく来たね。渡部 翔士(わたなべ しょうじ)くん?」

翔士「は、、、はいっ!! よろしくお願いしますっ!!」

セイメイ「で、隣にいる彼女が私の妻だ。会社の管理は彼女に任せている。彼女は”ミドル”という名で活動しているよ」

ミドル「よろしくね翔士くん」

翔士「よ、、よろしくお願いしますっ!!」

セイメイ「さて早速だが、単刀直入に聞きたい・・・」

しばらく無言が続いた後、セイメイは少し笑いにも似たような表情で、翔士を見つめながら口を開いた。

セイメイ「・・・提出してくれたデモ音源は、本当に君が作ったものなのかい?」

それは、翔士が予想もしていない質問だった。

翔士「は、、、はいっ!! もちろん僕が作りましたっ!!」

セイメイ夫婦は、お互い顔を見合わせる。

セイメイ「今回の専属楽曲提供オーディションに応募してくれた人は1000人近い。事務所の貯金をほとんど全て注ぎ込んで、SNSやメディアで宣伝しまくったおかげだ。そして書類審査を通過したのは君を合わせてたったの3人・・・。つまり君は既に、数百倍近い激しい競争を突破しているんだ」

翔士は嬉しい気持ちを抑えながらも、セイメイの話を真面目に聞いていた。

セイメイ「正直驚いた。応募してきた1000人弱の中でも君は13歳と最年少だ。中学2年の子どもに、こんなに素晴らしい曲が書けるのかと逆に疑っちゃってね・・・」

そう言ってセイメイは立ち上がった。

セイメイ「・・・やって欲しいことがある」

翔士は言われるがまま、ミドルも含めてエレベーターに乗り込んだ。

セイメイ「ウチの事務所はこの建物の3階から5階なんだ。5階に色々機材があるから、ちょっと試させてもらうよ」

セイメイはエレベーターの開くボタンを押していた。ちょうど5階に着いたところだった。

セイメイ「ちょっと・・・ここで待っていてくれないか? 5分くらいはかかるかもしれない」

翔士を置いていき、セイメイ夫婦は部屋の中に入っていった。

翔士「あ、、、あのっっ!! ちょっと、トイレ借りてもいいですか?」

翔士は急いでいて、東京駅に着く前からずっとトイレに行けなかったことを思い出した。

セイメイ「この階にトイレはない。4階にトイレがあるから降りて使いなさい。でもエレベーター出口から見て、廊下の左のトイレを使うんだぞ。右のトイレは絶対に使っちゃダメだ!!」

部屋の扉がガチャンと閉まった。翔士は言われた通りエレベーターで4階に降りる。そしてエレベーターから出ると、セイメイが言っていた通り、廊下の両サイドにはトイレがあった。

翔士「・・・男女で分かれてるってことか?」

翔士はそう考えたが、トイレにはどちらも性別を表すマークはなかった。念の為、両方のトイレの扉を開けて確認してみる。するとどちらも男性用の小便器はなく、和式便器の個室が1つあるだけだった。

翔士(やっべ・・・あのオッサン、どっちのトイレ使ったらダメって言ってたっけ?)

翔士はセイメイが言っていた、使っちゃダメなトイレを思い出せずにいた。時間もないし、なんならちょっと漏れそうだ。彼は一か八かで廊下から見て右のトイレのドアノブに手を掛けた。その瞬間だった。

「ガチャンッッッッ!!」

扉を開ける激しい音が、廊下の突き当たりにある大きな部屋から聞こえてきた。1人の美少女が、そこから勢いよく走って来たのだった。

その美少女は苦悶の表情を浮かべながら走っていた。股間を右手で抑えながら、彼女は左手でトイレのドアノブに手を掛けた翔士の手を振り払い、彼を割り込んで勝手に個室に入り、そして鍵を閉めた。

翔士「えっ? えーーーーっっっ!!」

翔士は何が何だか分からずにいた。そもそも事務所内に、セイメイ夫婦以外の人間がいたことにも驚く。

数秒後、何やら何かの音が、翔士の耳に入ってきた。

翔士「・・・・!!」

それは紛れもなくあの美少女の放尿音だった。そしてこの音が何なのかを翔士はすぐに理解した。女性の放尿音を聞くのは姉と母以外では生まれて初めてだ。それも、こんなに勢いの良い音は聞いたことがない。

美少女のおしっこは長かった。それもけたたましい勢いで。一体どれだけ出るんだろう? どれだけ我慢していたらこんなおしっこを出せるのだろうか?

翔士はそんな事を考えながらも、勝手に耳に入ってくる彼女の放尿音を聞くだけ聞いていた。

「ジャーーーーーーー!!」

トイレットペーパーを巻く音が聞こえた後、しばらくしてトイレを流す音が聞こえてきた。やっと彼女のトイレが終わったとは思ったものの、やはり長かった。かなりの勢いで30秒前後は出ていたはずだ。

「ガチャ」

しばらくしてから、少しゆっくりめにトイレのドアは開いた。

彼女は翔士におしっこの音を聞かれたと悟ったのか、とても恥ずかしそうに、そして逃げるように部屋に走っていく。

「ガチャン!!」

そのまま彼女は部屋に消えていった。翔士はそんな彼女を立ち尽くしたまま、眺めることしか出来なかった。

翔士「め、、めちゃめちゃ可愛い人だったな・・・」

またついつい独り言が出てしまった。あんな美少女があんなに激しいおしっこをするなんて・・・思春期の翔士は、ちょっと良からぬ性癖に目覚めてしまいそうだった。

翔士(・・・いやダメダメ!! 尿が性癖とか終わってるだろ!! 排泄物だぞ!!)

ふとそんなことがよぎったが、それと同時に尿意も高まってきた。

翔士「漏れる漏れるっ!!」

翔士は、さっきまであの美少女が用を足していたトイレの扉を開いた。

すると先ほどトイレを覗いた時にはなかった、おしっこの飛沫が大量についている和式便器が、そこにはあった・・・。

〜つづく〜

次の話はこちら→第2話 漏らしてしまった美少女

女子大生がライブハウスのトイレに駆け込むが、個室が少なすぎて大行列ができてしまうお話です。

その話はこちら→打ち上げ授賞式。女子トイレの個室が少なすぎるから・・・

「深夜はトイレを流せない」このことを知った一人の女子大生は、深夜に尿意を催したにも関わらず、朝までトイレを我慢するハメになったお話です。

その話はこちら→留学先の彼氏の家に、はるばるやってきた彼女の話

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