このお話は前回の妄想小説「ショッピングモールの壊れたエレベーター(前編)」の続きです。前編の話を読んでない方は、先に前編を読んでからこのページを読むことをオススメします。
海「・・・今何時?」
相変わらずエレベーターに取り残されている俺たち3人は、肉体的にも精神的にも疲れきっていた。
李乃「そろそろ5時になる頃だけど・・・あの・・・」
李乃は何かを言いかけた。とたんに俺は彼女を見つめ、話しの続きを待っていた。
李乃「・・・なるべく時間のことは、聞かないで欲しい・・・」
海「・・・なんで?」
李乃「時間のことはもう忘れたい。もう何時間もここに閉じ込められてるから、考えるほど辛くなる・・・」
海「そうか・・・それは悪かった・・・」
李乃「それに・・・あんまり喋ると彩葉が起きちゃうし・・・」
俺たちは床の隅で気持ちよさそうに寝ている彩葉ちゃんを眺めていた。俺と彩葉ちゃんが数時間前に出してしまったおしっこをキレイに避ける形で、彼女はうまく寝ている。
李乃「従業員が来るまで、とにかくじっと待つしかないよ。場所は運良くモール内で一番目立つ吹き抜けの1階だし・・・・それに・・・」
海「それに?」
李乃「それに・・・トイレ行きたい・・・」
李乃は小さくうずくまりながら、小さな声でそう言った。もう閉じ込められて8時間くらいが経つ。それに俺と彩葉ちゃんはエレベーター内で小便を出してしまった。まだ我慢している李乃は辛いだろう。
李乃「実は・・・エレベーターに乗る前からずっとトイレに行きたくて・・・」
海「そ、そうなの?」
李乃「元々、彩葉の幼稚園で必要になった筆記用具を買う為に、急いでここにやって来たの。本当は家にいる時からトイレに行きたかったけど、閉店ギリギリだったからついつい我慢しちゃって・・・」
李乃は、俺が思っているよりもずっと前からトイレに行ってなかったみたいだ。
海「・・・と、なると随分我慢してるよね?」
李乃「えぇ。最後にトイレに行ったのは記憶を遡ると・・・昨日の昼の1時くらいだったかな? 恐らく夜の8時くらいには結構行きたかったけど我慢してしまってたと思う。今はもう流石にしんどくて・・・」
海「俺がいると、ここでするにも出来ないよな」
李乃「当たり前じゃん!! あと4時間・・・あと4時間私の膀胱が持ってくれれば・・・だから逆に時間のことなんて考えたくなかったのに!!」
海「スマン。でも、その状況であと4時間は膀胱炎になっちゃうよ」
李乃「非常事態だし、そんなこと言われても・・・」
俺はスヤスヤ眠る彩葉ちゃんを気遣って小声で話していた。しかし李乃の方はむしろさっきよりも声が数段大きくなっている気がした。尿意が高まって焦っているのだろう。俺はただただ彼女が心配でならなかった・・・。
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どのくらい時間が流れたのだろう? 俺の手元には時計がない。おまけに李乃には釘を刺されたので、気になっても時間を聞けずにいた。
寝ようにも目はすっかり覚めてしまっていた。密室のエレベーターの床には、数時間前の俺と彩葉ちゃんのおしっこが未だに水溜まりを作っている。おまけに時間も経って、匂いも次第に強くなってきている。初対面の若い女の前で、俺はなんでこんなに恥ずかしい思いをしなければいけないのか?
李乃「はぁーーーーーー。」
李乃は大きくため息を吐いた。座りながらも大きく背伸びをし、そして俺の方を見つめた。
李乃「そろそろ、スマホの充電もない・・・」
李乃はそう言って、暇つぶしの為にやっていたボードゲームの画面を閉じた。
海「暇すぎる・・・」
俺はふと李乃の方を見ると、ゆっくりと、そしてしきりに腰を動かしている彼女の姿が目に映った。
海「・・・大丈夫?」
俺はきっと尿意なんだろうと悟った。確かにこの状況でここで用を足すには、若い女性には無理がある。しかし既に床には俺と彩葉ちゃんのおしっこがあるのだ。後押しとまでは言わないが、それで少しは羞恥心も和らいでくれるのかと思っていたが、彼女は頑なに我慢し続けていた。
李乃「・・・しんどい」
李乃の表情は曇っていた。俺にはもうかける言葉もない。
李乃「漏れそうとかではないの。我慢しようと思えば多分まだまだ出来るんだけど、本当に、とにかく尿意がしんどい」
海「きっともう少しだよ・・・頑張れとしか言えないな俺は・・・」
俺はもう李乃に、ここで用を足すことを勧めるのをやめた。きっと意地でも我慢したいんだろう。しかし彼女は、俺の予想もしない言葉を口にした。
李乃「・・・やっぱり、ここでしようかな・・・」
彼女の発言が、矛盾しているように俺は感じた。
海「我慢しようと思えばできるって言ってたのに?」
李乃「そうだけど・・・」
しばらく沈黙が続いたあと、彼女はまた話しはじめた。
李乃「・・・なんて言えばいいんだろう? さっきも言ったけど漏れるとかじゃなくて、出す出さないは全然コントロール出来るんだけど、とにかく尿意がしんどくて・・・」
李乃は少しモジモジと体を動かしながら話していた。俺はそんな彼女の様子を見て、少しばかり興奮してしまっている自分が嫌になった。
海「だから、それが我慢できないって事なんじゃないの?」
李乃「・・・そうなのかな?」
李乃は困ったような顔を見せた。俺は少し、自分自身がドキドキしていることに気がついた。
李乃「尿意ってこんなにしんどいんだね・・・私、今まで自分は我慢できる方だと勝手に思ってたけど、割と我慢に弱いのかも・・・」
海「いやいや、さすがに我慢強くてもそんなに長時間は無理だろ。誰だって限界はあるし・・・」
そう言って彼女はスマホの画面を見せてきた。充電はもう10%を切っている。時間は朝の7時を少し過ぎたところだった。
李乃「朝の7時だから、もう18時間もトイレしてないことになる。18時間だよ。閉じ込められる前から我慢しちゃってたのは自業自得だけど、さすがにもうしんどいよ・・・」
海「目も耳も塞いでるから、やっぱりもう我慢しないでここでしたら?」
李乃「そう言ってくれるのはありがたいけど、やっぱりどうしても恥ずかしい・・・どうしよう・・・」
彼女はもう涙目だった。彼女の腎臓から流れてきた18時間分のおしっこは、未だに膀胱に蓄えられたままだ。彼女の表情くらいに、いや、それ以上に彼女の膀胱は泣いているのかもしれない。
李乃「8時になっても出れなかったらここでする。オープンの9時まではさすがに持たないよ・・・」
彼女は泣きそうな声でそう言った。
海「さすがにオープン1時間前ならたくさん従業員も通るだろう。大丈夫だよきっと」
俺は俺なりに彼女を励まして、時間が過ぎるのを待つだけだった。
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彩葉「ママ、、首が、、痛い・・・」
数十分が経った頃だろうか? ある時突然、隅で寝ていた彩葉ちゃんが起きてしまった。どうやら床で寝ていたせいで、彼女は寝違えてしまったようだった。
李乃「そうなの大丈夫? 痛いの?」
娘の心配をする李乃。しかし彩葉ちゃんはそんな母親の表情を見て、こんなことを言い出した。
彩葉「・・・ママこそ、、大丈夫?」
6歳の子供が悟った瞬間だった。これには母親である李乃も驚いた表情だった。
彩葉「ママまだおしっこしてないんでしょ? ママももう、我慢できないの?」
李乃は辛そうな笑みを浮かべながら、静かに頷いた。
李乃「どうしよう彩葉。ママももう、おしっこが我慢できなくなっちゃった笑」
すると彩葉ちゃんは李乃の下腹部に手を当てながら、こんな事を言い出した。
彩葉「おしっこはね、我慢すると体に良くないんだよ。ママいつも彩葉に言ってるもん!! お腹が要らないものでいっぱいになるんだって!! だからママも今は、我慢できないくらいたーくさんおしっこでお腹がいーっぱいになってるんだよ!! ママの体がおしっこ出してーーって叫んでるんだよ!!」
李乃は辛そうにしながらも、少し恥ずかしそうに俺の方を見た。娘の言葉で観念したんだろう。なんとなくそう察した俺は、耳を塞いでいるフリをして後ろを向いた。
李乃「ありがとう彩葉。そうだね。ママの体もおしっこ出してーって言ってるんだね」
しばらくすると「ススッ」と、服を脱ぐ音が聞こえてきた。ガラス張りのエレベーターは、そんな李乃の姿を反射させ、目を瞑っているフリをしている俺の目に写していた。
「・・・シュル・・・シュルシュルーーーーー」
しばらくして、李乃の放尿音が聞こえてきた。とても勢いのない、弱いおしっこの音だった。しかし数秒後、
「シュイーーーーーーッッッ!!」
やっと出てこれたと言わんばかりのおしっこが出てきていた。18時間、いや、それ以上長い時間溜め込まれていた彼女の膀胱内に入っていたおしっこは、物凄い勢いをつけて体外に出されていった。そして「おしっこを早く出して!!」と長時間に渡り信号を送ってきた李乃の膀胱は、物凄い勢いで収縮していった。
彼女はこれまでにない開放感で頭がいっぱいになっていたのだろう。本当に気持ちよさそうな表情でおしっこを出していたのは、ガラス越しの俺の目でも手に取るように分かった。
李乃「ハァーーーーーッッ!!」
大きいため息も聞こえてきた。俺は耳を塞ぐふりをしながらも、そんな李乃の様子にとても興奮していた。
「シュイーーーーーーッッッ!!」
彼女のおしっこは想像以上に長かった。どうしてこれだけの量を我慢できたのだろうと不思議に思うくらいだった。その尿の多さも、さらに俺の興奮を引き立てた。もはやエレベーターに閉じ込められて良かったとさえ思うくらいだった。
「シュルシュルシュル・・・・ポタポタポタ・・・・」
どうやらおしっこが終わったみたいだった。
海「・・・もう終わった?」
あまりにタイミングのいい俺の問いかけに、彼女はちょっと強めの口調で俺に言った。
李乃「ちょっと!! 絶対聞いてたじゃん!!」
俺は痛恨のミスをした。バレバレだ・・・。
彩葉「ママ、おしっこ出せたね!! 偉いね!! ママのお腹も体も喜んでるよきっと!! 良かったね!!」
彩葉ちゃんは普段の母親を真似ているのか、母である李乃の頭を撫でていた。拭くものもなかったので、李乃はお股をおしっこで濡らしたままズボンを穿いていた。
振り返ると、俺はあまりの尿量に驚くばかりだった。彼女のおしっこはあたり一面に広がり、俺や彩葉ちゃんのおしっこと一緒に混ざっていた。床は半分が彼女のおしっこの水溜まりとなり、俺たちはその場で立つほかなかった。
さらに長時間我慢していたせいで李乃のおしっこだけ色が濃く、混ざってもなお彼女のおしっこだけはどこにあるのかがハッキリしていた。おまけに濃いめの新しいおしっこの匂いも立ち込めてくる。これはきっと李乃のおしっこの匂い。さっきまで彼女の膀胱に入っていたおしっこの匂いだ。
海「・・・・・・。」
驚きのあまり、俺は言葉を失っていた。
李乃「信じられないくらいに恥ずかしい・・・こんなこと、しかも初対面の人に・・・」
海「・・・しょうがないよ。それにお互い様だし・・・」
そんな会話をしていると、後ろからドンドンと扉を叩く音が聞こえてきた。
警備員「何してるんですか!! 大丈夫ですか!!」
タイミングがいいのか悪いのか、李乃がおしっこをしてすぐに、警備員が俺たちを見つけてくれた。
警察「大丈夫でしたか? お怪我は?」
数十分後には警察も駆けつけた。エレベーター内では見れなかった吹き抜けの時計を見ると、時計の針は8時半を指していた。オープンの30分前だ。
従業員や責任者など、たくさんの人とお話をした後、とにかく疲労もあるからと俺たち3人はタクシー代を渡された。どうやら警察の指導で運転は控えるように言われたらしい。車は駐車場にしばらく停めてていいそうだ。後に謝罪したいと店長から電話番号を聞かれたものの、俺はなんとなくで断った。
俺は一旦、自分の車に戻り、スマホなど必要なものだけを取って、李乃と彩葉ちゃんと同じタクシーに乗った。
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彩葉「お兄さんのおかげで彩葉、怖がらずに待てたんだよ!! おしっこも出来たんだよ!!」
本来なら別々のタクシーで帰るものだがこれでいい。李乃達と家の近い俺は、タクシーを2台呼ぶのも面倒だった。
李乃「あの、そろそろこの辺で大丈夫です!!」
先に李乃達の家に着いたみたいだった。話を聞いた通り、本当に俺の家から目と鼻の先だ。
「ガチャ」
タクシーのドアが開き、彩葉と李乃の2人はゆっくりと外に足を出した。
李乃「海くん・・あの・・・良かったら・・・」
去り際に李乃は、彩葉ちゃんと手を繋ぎながら俺の名を呼んだ。
李乃「初対面なのに彩葉がここまで心を開いてくれるのって、普通ないの・・・」
海「・・・そんなに心開いてくれてるかな?笑」
李乃「えぇ。これでも相当よ。普段は本当に酷いから・・・笑」
海「そうなんだ。ハハハ笑」
そんな会話をしていると、李乃は急に、真面目な表情になった。
李乃「あの海くん・・・あの・・もし良かったら・・」
海「ん?」
李乃「・・・今度、彩葉も連れて一緒に・・・動物園にでも行かないかなーー? なんちゃって////」
こうして今では李乃は俺の大事な妻に、彩葉ちゃんは俺の娘となったのだ。
〜おわり〜
前回の話はこちら→ショッピングモールの壊れたエレベーター(前編)
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