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【妄想長編小説】ラッパ水仙と性癖 ~第9話 新しいスタート~

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このページは長編小説2023年シリーズ『ラッパ水仙と性癖』の第9話です。はじめから読みたい方はこちらからどうぞ→第1話 2人の関係

前回の話はこちら→第8話 本当の告白

登場人物紹介

名前  
齋藤 雄介
(さいとう ゆうすけ)
この物語の主人公。地元の広告代理店で働く2年目の平社員。23歳。身長173センチ。痩せ型。基本いつでも1人の陰キャ。なのに何故かグルメ。 学生時代からの友人もほとんどいない。仕事は最低限の事ができる程度で色々とポンコツ。女性の放尿を見るのが好きという特殊性癖持ち。上司である橘に好意を抱いている。
橘 美緒
(たちばな みお)
この物語のヒロイン。齋藤と同じ会社に勤める営業部の主任。入社5年目で齋藤の直属の上司という立場。バリバリのキャリアウーマンで、誰もが認めるくらいの美貌を備えた26歳。はっきりモノを言うタイプで部下から恐れられている。身長160センチ。痩せ型。基本的にトイレが遠く、音消しも基本気にしない。松田とは従兄弟の関係。
松田 壮吾
(まつだ そうご)
橘の元彼で元婚約者の25歳男性。橘の従兄弟で彼女より1つ年下。齋藤と橘と同じ会社に勤める4年目の平社員。身長175センチ。中肉。

橘「あっ、あの・・・まだ私と付き合える?話があるんだけど・・・」

タクシーを見つけて乗ろうとした僕に、橘さんが話しかけてきた。この日は橘さんの送別会。昨日まで社員の一員だった彼女は、会社で仲の良かった人だけを集めて、送別会を催していた。

2次会まで参加していた僕だったが、さすがにみんなお帰りモード。終電を逃していたこともあって、僕も帰ろうとタクシーを探していた時、彼女に呼び止められた。

まさか彼女と2人だけの3次会があるなんて思ってもみなかった僕は、急に嬉しくなり毎度のようにテンパってしまっていた。

齋藤「えっっ!! あっはい!! 空きまくっていますっ!! 大丈夫ですっ!!」

僕がそう返事をすると、彼女はいつものように笑いながら都心部に向かって歩き出した。そして僕は何も言わず、彼女に着いていった。普段から少し早歩きな特徴がある彼女だったが、今回はさらに歩く速度が速い気がしていた。

橘「親不孝通り?」

彼女はスマホの道案内を見ながら、不思議そうに珍しい地名を読んでいた。

齋藤「知らないんですか?でも変な名前の通りですよね」

橘「初めて聞いた。何でこんな名前なの?」

齋藤「昔、ここらへんは予備校が集中していた地域らしくて、浪人生が集まる通りだったから、そんな名前が付いたみたいですよ。酷いですよね。笑」

橘「何それ・・・ひどい笑」

そんな会話をしながら、僕はふと彼女に問いかけた。

齋藤「橘さん。あの・・・どこに向かっているんですか?」

そう僕が質問をすると、彼女は急に表情を変えて話し出した。

橘「ここから歩いて数分のところにある居酒屋に行くんだけど、実は齋藤くんを待っている人がいてね・・・」

齋藤「は、はぁ・・・?」

2人きりではない事が分かって、僕は少しショックを受けた。そしてそれと同時に何となく察した。待っている人というのは松田以外にあり得ないからだ。僕は急に怖くなったが、彼女は説得するように僕に説明した。

橘「いや大丈夫。彼は今は落ち着いているし、もう齋藤くんに怒っていることもないって言ってたよ。むしろ謝りたいのはこっちだって言ってた。話がしたいんだって。何も言わないまま誘っちゃってごめんね?」

やっぱり松田だった。彼女も僕が察してくれていると察したんだろう。そういえば何故彼は、送別会に参加しなかったのだろう? そんな事を考えていると、彼女はある雑居ビルの前で足を止めた。目の前には松田がいた。

松田「よっ・・・ようっ!!」

少し恥ずかしげな表情で僕にも挨拶をした。少し重たい空気になったが、それをいい意味でぶち壊したのは橘さんだった。

橘「間に合ったっっっ!! もう漏れそうっ!! 早くっ!!」

橘さんの尿意が限界に達してしまったのだ・・・。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「シューーーーーーーッッッッッ!!」

橘「はぁはぁはぁ・・・」

僕と松田の2人は、揃って橘さんの放尿を眺めていた。正直、状況が全く読めない。雑居ビルの1階にあった多目的トイレに3人で入ったのだが。松田曰く、ここら辺で多目的トイレがあるのはここの雑居ビルの1階だけなのだという。何故多目的トイレなのか・・・?

「シューーーーーーーッッッッッ !!」

彼女の放尿はまだまだ続いていた。松田は何故か2リットルの計量カップを持ってきていて、橘さんはその計量カップに直接おしっこを注いでいた。

橘「まだ、まだまだ出そうっ!!」

若干勢いは弱くなってきたものの、彼女のおしっこは止まることを知らない。

松田「齋藤。お前も、女のおしっこが好きだったんだな・・・」

彼は静かにそういった。きっと橘さんが話したのだろう。勝手に人に自分の性癖をバラされた恥ずかしさはあったが、とにかく今は、目の前で行われている橘さんの放尿に釘付けだった。

「齋藤くんにおしっこを見せるのも、最後にしようと思って」という言葉が彼女の口から出たのは、大体2ヶ月ほど前である。久しぶりに彼女の放尿を目の当たりにしているが、2人が僕に何をしたいのかが分からなかった。

「チョロチョロチョロ・・・」

やっと彼女の大量放尿が終わった。そして「ふーーーっっっ!!」と大きくため息を吐く。

松田「もう出ないか?」

橘「う、うん・・・」

彼女は冷静にお股をトイレットペーパーで拭くと、パンツを履いてストッキングを上げ、そしてスーツのスカートを下ろした。

松田「おい齋藤。何ml出てたのか、目盛りを見てくれよ」

僕は、彼女が出した大量のおしっこが入っている計量カップの目盛りを見てみた。

齋藤「・・・せ、1400mlですね・・・」

彼女の尿量は1リットルを優に超えるほど大量だった。彼女の尿計量を初めて目撃したが、そこまで多いなんて思いもしなかった。激しい興奮が僕を襲う・・・。

橘「やったー!! 記録更新!!」

松田「うおーーーーー!! マジかっ!! すげーーーーっっっ!!」

2人とも何故か盛り上がっていた。松田は興奮というより、感動というのに近かった気がする。橘さんはその計量カップをスマホで撮影していた。

松田「俺もいいのが撮れた気がするぜっ!!」

橘さんに続いて、彼もそう言って便座の近くに引っ掛けていた自分の携帯を取り出し、カメラロールを見ていた。いつの間にか撮影していたのか、スマホには先ほどの彼女の放尿映像が流れていた。

橘「最後にふさわしいね・・・」

松田「そうだな・・・」

急に空気が重くなった2人。終始状況が掴めなかった僕は、2人に促されて4階の居酒屋に入っていった・・・。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

橘「ごめんね齋藤くん。もう全然意味が分かんないでしょ?笑」

言われた通り、僕の頭の中ははてなマークだらけだった。2人は一体何をしているのだろう?

松田「俺たち実は、放尿系のカップルアカウントをSNSで運営していたんだよ。今までずっと!!」

橘「そう。松田くんと投稿するのも、これで最後にしようと思ってて・・・最後に私、1400mlで記録更新しちゃったんだけど笑」

齋藤「は、はぁ・・・?」

説明はされてはいるが、やはり僕は状況がいまいち掴めなかった。

齋藤「あの、どういう事ですか?なんで僕を誘ったんですか?」

橘「松田くんと私はもう別れてるから、今度は齋藤くんと私で尿系アカウント運営していきたいなって思ってて・・・ダメ?」

僕は彼女のこの聞き方にドキッとした。この時もイマイチピンと来ていなかった僕だが、少なくとも彼女の放尿とこれから何度も付き合えることだけは分かった。

松田「お前、美緒と付き合いたいんだろ?」

またまた僕はドキッとした。彼に付き合っていたということが嘘だったのも、橘さんは話していたみたいだった。

齋藤「あっはい。あの、嘘ついてて・・・すいませんでした」

僕はすぐに嘘をついていたことを謝った。しかし彼はそんなこと、微塵も気にもしていないようだった。

橘「ごめんね?色々もう彼には話しちゃってて。私と松田くんの別れたくなかった理由はもう一つあったの。それが今話してた尿系アカウントよ」

彼女はそう言って僕にスマホを見せてきた。そこには2人のアカウントのトップらしき表示があり、フォロワーはなんと20,000人を優に超えていて、僕は驚愕した。

齋藤「21,000人超え・・・フォロワーが・・・・」

橘「ビックリしたでしょ?もう私たち別れちゃったら、このアカウントも消さないとなーーってずっと思ってたんだけど、こんなにたくさんのファンがいるのになかなか辞めるとは公表できないし、もちろん1人でする気もないからどうしようと思ってて、1年くらい放置しててさ・・・」

そんなことを急に話された僕は、ただ「は、はぁ・・・」と返事をする他なかった。

松田「お前がピッタリなんだよ。お前にもそんな性癖があるとは思わなかった。美緒と2人でこのアカウント続けてくれねーか?結構楽しいぞ!!」

僕は素直に喜べない自分がいた。やっと状況は理解したが、付き合ってもいないのにカップルと偽って共同のアカウントを運営するのはどこか納得がいかない。すると橘さんはそんな僕の気持ちを感じ取ったのか、こんな話も切り出した。

橘「もちろん、本当に付き合うこと前提での話よ?カップルであることもファンに嘘つくつもりないからね?」

僕はまたまたドキッとしてしまった。付き合う前提?これはどういうことか。

橘「私、齋藤くんに告白されてから、齋藤くんのこと意識し始めちゃってて、まだ好きとまでは思わないのが本音だけど・・・」

そう言ってしばらく沈黙が続いた。どのくらい時間が経ったかは分からないが、彼女はどこか言葉を選んでいるような気がした。

橘「付き合ってから好きになるってのも、齋藤くんは・・・あり?」

またまた僕はドキッとした。もちろん嬉しいという気持ちもあったが、僕が彼女と付き合えるかもしれないという目の前の現実に、ただただ信じられないという気持ちだった。

橘「やっぱりハッキリ言わないとダメだよね。私・・・」

またしばらく沈黙が続いたが、僕はこの瞬間、決心した。

齋藤「僕で良ければ付き合ってくださいっ!! アカウントの運営とか色んなことで驚いてますが、僕は橘さんと付き合えるなら何でもしますっ!! まだ僕のこと好きじゃなくても良いです!! いつか絶対好きにさせてみせますっ!! お願いしますっ!!」

静かな深夜の居酒屋に、僕の声だけが響いてしまっていた。僕ら3人でほぼ貸切のような状態だった店内は、従業員も僕の告白を厨房から見ていた。

僕はそっと彼女に手を差し伸べる。彼女は少しだけ時間を置いた後、ゆっくりと僕の手を握ってくれたのだった。

橘「よろしくお願いします」

彼女がそう言った瞬間、厨房からは大きな拍手が送られた。

パチパチパチパチ〜〜〜

僕はついつい、厨房に向かって頭を下げた。そして松田は、そんな僕の肩をポンと叩いたのだった。

松田「今は美緒の寂しさを埋めるだけでいいんだ。でもいつか、いつか美緒もお前のように本気になったら、お前が美緒を幸せにしてくれ・・・。俺には出来なかったが、お前なら絶対出来る・・・」

彼は涙を堪えてながらそう言った・・・。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

店長「はいっ!! お付き合いの記念に、これサービスねー!!」

気前の良い居酒屋の店長は、小さかったがなんとケーキを僕らにサービスしてくれた。これには僕ら3人も大興奮。松田がケーキを切り分けて、一番大きいのを橘さんにあげていた。

齋藤「聞いてなかったんですけど、仕事を辞めてこれから橘さんはどうするんですか?」

そんなことを聞いた僕に、彼女は少し表情を曇らせた。

橘「齋藤くん・・・可愛い彼女に苗字呼びのさん付けはないでしょ?」

自分で可愛い彼女って言う橘さんが、僕には可愛過ぎて仕方がなかった。

松田「おいおいおい特大ブーメラン笑 美緒も齋藤くんって呼ぶなよな彼氏にwww」

橘「はっはははっははーーーーー!!」

彼女も酔いがまわっていたのか、少し変な笑い方になっていた。

松田「もう美緒は会社の人間じゃないんだから、上司と部下の関係でもないんだよ。あの時、俺に嘘付いてた時みたいに下の名前で呼び合えよ笑 結構自然だったぞ?」

齋藤「そ、それなら・・・・」

そう言われた僕は、しばらく時間を置いてから改めて彼女の名を呼んだ。

齋藤「み・・・美緒//////」

急に頬が熱くなった。元々お酒がまわっていたのもあるが、こればっかりはそれが原因じゃないことは明白だった。

橘「ゆ・・・ゆうくん///」

彼女はまさかのあだ名呼びだった。これはさすがに僕も恥ずかしい。2人揃って恥ずかしがっているのを見て、つられて松田も恥ずかしがっている様子だった。

松田「お前ら・・・高校生カップルかっ!!笑」

そんな僕らは3人は、ますますお酒が進んだ。

橘「さっきの答えだけど、これからの事はまだ考えてない。実家に帰る選択肢もあったけど、ゆうくんと付き合うなら別の場所で再就職しても良いし。ちょっと仕事がハード過ぎて、参っちゃたんだよね笑」

笑いながら話していた彼女だったが、実際彼女の労働はかなりハードだった。何となくで就職していたこともあって、仕事を好きになれなかったんだろう。まだまだ若いこともあって、これからのことは模索中だった。

齋藤「そりゃあ歴に関しては僕が負けますけど・・・美緒ちゃんを好きな気持ちは、松田さんにも負けてませんよーーー!!」

酔いが回りすぎた僕は急に話を変えて、無意識にそんなことを言ってしまっていた。

松田はそれに対抗するように、美緒の好きなところを早口に数えきれないほど挙げていた。そして2人で美緒の好きなところを挙げる合戦も始まってしまった。

松田「お前、美緒のすっぴんも見たことねークセに何言ってんだ?笑 寝顔も死ぬほど可愛いぞっ!!」

齋藤「待ってそれはズルいです!! でもこれから知るんです!! いつもクールぶってるのに、本当は泣き虫なとこも大好きです!! あと何と言っても可愛い!!」

松田「アホかよ。可愛くないわけないだろ。料理が凄く上手いところ!! そういうところもお前知らないもんなーー!!」

齋藤「毎朝会社にお弁当持って来て昼休みに食べてるの知ってますよーだ!! 笑った時のハの字になる眉毛も可愛いっ!! 人の気持ちを察する能力も凄い!! 上司部下関係なく気遣いも出来て、美緒ちゃんは見た目はもちろんのこと、中身も天使!!笑」

こんな終わらない2人の合戦が繰り広げられていた側で、彼女の頬には涙が流れていた。

橘「アンタたちって本当に・・・バカだねぇ・・・」

ケーキが刺されたままのフォークを右手に持ちながら、彼女は目を赤くして微笑んでいた・・・。

〜つづく〜

次で最終話です。最終話はこちら→最終話 約束

前回の話はこちら→第8話 本当の告白

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