これは僕が高校1年生の残暑のお話です。ある日の週末の夜、クラスメイトの姫華からメールが届きました(メールとか時代感じるなw)。
姫華「シスターズ揃ったんだけど、今からウチ来ない?」
超いきなりで驚きました。シスターズというのは彼女率いる女子4人組で、この4人は中学からの同級生でした。4人の登場人物は以下の通り↓
姫華(ひめか) | クラスメイト。現場は彼女の家での出来事です。情に熱く女子なのにイケメンと言われていた。 |
愛(あい) | 超が付くほど可愛いクラスメイト。僕と3年間クラスが同じになる高校時代一番仲の良かった人物で、以前のエピソード超美女なクラスメイトの放尿音に登場。 |
珠奈(じゅな) | 違う学科だったが同じ高校の同級生。身長149センチとかなり小柄な女の子。それでいてメチャメチャ声が低いという素晴らしいギャップ笑 |
夢乃(ゆめの) | 唯一違う高校。愛ほどではないが彼女もかなり可愛い。桜井日○子に似ている女の子でした。 |
僕「友達ん家に遊びに行ってくるわ」
母「今から? 気をつけてよ!!」
時刻は大体20時くらい。彼女の家はチャリで1時間くらいの距離でした。汗だくになりながら彼女の家に到着した僕は、インターホンを押しました。
「ピンポーンッ!!」
彼女の家は木造の2階建て。いかにも実家というような感じで、しばらくすると2階の窓から珠奈が出てきました。
珠奈「開いてるから勝手に上がってこいだって!!笑」
そう言われた僕は玄関に入り、2階にある彼女の部屋に向かいました。
夢乃「久しぶりーっ!!」
夢乃と久しぶりに会った僕は、5人で色んなトークをしました。あっという間に日付も変わるかという時間になり、今から家に帰るのも億劫になってきました。
姫華「今日泊まる? 今から帰るの面倒くさいっしょ?」
僕「そうだね。補導されたらダルいし、ちょっと親に連絡するわ」
結局僕は泊まることになりました。親に連絡を入れて、深夜0時~1時くらいまでおしゃべりをしていましたが、さすがにみんなお眠モード。それに気づいた姫華が押入れから布団を大量に出してきました。しかしここでトラブル発生です。
姫華「ヤバーい。布団足りなーい」
僕を合わせて人数は5人。布団が3つと、あとは姫華がいつも使っているセミダブルのベッドでした。
姫華「誰か2人がベッドだね」
そう彼女が言うと、間髪入れずに愛が口を開きました。
愛「私が下腹部くんと寝るっ!!」
この発言に愛以外の女子3人は驚いた様子でした。正直僕もビックリしましたが、僕は彼女を恋愛の目で見た事はなく、男女の友達という感じだったので(4人ともそうですが、特に愛とは本当に仲良かったです。)まぁ、愛となら寝てもいいか、くらいに考えていたんです。
布団を敷き、みんなはもういつでも寝れるのにやっぱり話し足りなくて、まだまだ話していました。しかし愛だけは完全に寝落ちをしていて、僕と女子3人の4人は終わらないおしゃべりを繰り広げていました。
話の内容はやはり、この状況にありがちな恋愛トーク。学校内の誰々との交際の話を聞いたり、僕なりに色々情報収集をしていました笑 しかし、話のターゲットはいつの間にか僕になってしまっていたんです。
姫華「で、そっちは? 下腹部君、好きな人いないの?」
僕「えっ、、俺?? いや、いないよ?」
姫華「嘘だーーー!! 絶対愛のこと好きでしょーー???ってか絶対付き合ってるでしょ?笑」
この発言に正直、なんだよまたかよと思いました。笑
実際僕と愛は2人でデートに行くほどの仲でした。それも結構な頻繁で学校では完全にカップル扱い。しかし僕らはお互いに恋愛として見た事は本当になく、なんなら秘密に付き合っていた愛の彼氏と僕の3人で遊んだこともあります(凄い組み合わせでしょ?彼氏さんも公認してくれるくらいでしたよ笑)。
まぁそんな事もあって僕らは完全に友人関係。学校でも頻繁に付き合ってるといじられるいつものパターンに「はいはい、いつもの付き合ってるイジりねー」と飽き飽きしていました。笑
姫華「ぜっっっっったい付き合ってる!! だって愛が一緒に寝るって言ってきたんだよ?絶対付き合ってるじゃん!!」
僕「それは俺もビックリした。いやでもマジ。付き合ってないし、お互い恋愛の目で見たことないから」
まぁそんな感じの話をして、結局寝ることになった僕ら5人は窓のカーテンを閉めて就寝しました。こんな夜遅くまで起きるのは久しぶりだったので、僕は一瞬で寝てしまったんです。
しかししばらくすると、クスクスと女の子達が笑っている声が気になり、僕は目を覚ましました。薄目で見た僕の視界には、珠奈が携帯(当時ガラケー)でベッドの上で爆睡する僕と愛の姿を写真で撮っていたんです。
僕(あーーやべーー。学校でこの写真広められたら、また勘違いが広まるなー)
そんな危機感を感じた僕は、その場で起きることにしました。
僕「写真撮るなー!!笑」
珠奈「うわ!! 起きてるっ!!笑」
そんなこんなで結局僕は、完全に目が覚めてしまいました。笑
姫華「ホントに、しないんだね・・・ずっとウチら外から見張っていたのに・・・」
周りを見てみると、僕が寝る時には敷かれていた3人分の布団がなくなっていました。
僕「あれ? お前らの布団は???」
話を聞くと、どうやら僕と愛は絶対セッ◯スすると思ったらしく、気を利かせて3人は撤退。いらない気遣い笑 布団は隣の部屋へ持って行き、3人は交代制でたまに僕と愛がいる部屋のドアを静かに開けたりして、見張っていたそうです。笑
しかしいつまで経っても行為が始まらない僕らに落胆。飽きてしまってベッド写真をスクープしようとしていたのでした。何この女達。怖すぎだろ笑
そんな話を聞きながら、僕は隣で爆睡する愛を見つめました。
僕「愛は好きだよもちろん。でもそれは恋愛じゃなくてホントに友達としてであって・・・」
姫華「なんで???愛だよ??ほら、、こんなに可愛いんだよ??」
姫華は愛の髪を撫でながら、彼女の可愛さを熱弁していました。
確かに愛はクラスの中でもトップと言っていいほど可愛い女の子でした。中学時代も1番モテてたらしく、彼女と同じ中学の男子は、愛と仲の良い僕を妬んでいたりしたんです。
実際僕も愛はかなりの美人だと思っていて、姫華の右手で撫でられている愛の寝顔は、信じられないほど美しいのも理解していました。
姫華「ほら、見てよ・・・こんなに可愛いんだよ? 可愛いと思わないの?」
僕「可愛いよ。ホントに可愛いと思う。でもそれとこれとは別であって・・・」
姫華「仮にさ、下腹部くんが愛の事を完全に女友達だと思ってたとする。でもさ、ベットの上で女の子と2人きりになるんだよ? しかもこんな可愛い子とだよ??? 普通性欲抑えられなくならないの? 男ってそういうもんじゃないの?」
僕は頭の中で昔から薄々感じていた、自分の性欲の無さと今の姫華の言葉を重ねていました。
僕「普通はそういうもんだよ。でも俺は何というか・・・性欲がなくて・・・」
僕が初めて自分の性欲の無さを人に打ち明けた瞬間でした。
夢乃「性欲がない???どゆこと?」
僕「性行為とかにホントに興味ないんだよね。女の子は好きなんだけどさ、別にヤろうとは思わない・・・みたいな?? 胸とかも揉みたいとかも思わないし・・・」
そんな感じで発言した僕に3人は、とても驚いた顔をしていたのが印象的でした。
珠奈「そう言われると、妙に納得するよね・・・」
夢乃「それって何かの病気じゃない? 障害とか、心の病気とか・・・?」
姫華「分かった分かった。やっぱアンタは変わってるわ。そもそもこんな女子だらけのお泊まりに男1人来れるのも凄いけどね」
僕「いやいや、この誘いはお前がしたんだろっ笑」
そんな話をしていた時には、既にカーテンの隙間から朝日の光が漏れていました。
あの日、愛が「下腹部君と一緒に寝る!!」と言った意図は未だに分かりません。しかし、愛本人からも僕を恋愛の目で見た事ないと言っていたので、やっぱり僕らの関係は友達以上恋人未満だったのかもしれません。
余談ですが、女の子4人と泊まったというのに、おしっこエピソードはありませんでした。これは、2階に男性用小便器だけのトイレがあるのと、1階に普通のトイレがあるせいです。
僕がトイレに行く時は2階で、彼女たちがトイレに行く時は1階に降りるので、音を聞くことが出来ませんでした。2階に男子専用トイレがあるので、1階に降りることすら不自然です。悔しかったなぁ〜笑
愛の高校3年生の時のおしっこエピソードはこちら→超美女なクラスメイトの放尿音
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