スポンサーリンク

【実話】いじめられていた過去 小学校編② ~僕の人間関係の礎~

スポンサーリンク

今回は僕が小学校時代に受けたいじめ経験エピソード、小学校編2話目です。

前回の話はこちら→いじめられていた過去 小学校編①

第1章 病院

医師「危ないところでした」

母「大丈夫なんですか??」

医師「下腹部くんの左眼球の中に出血が認められます。非常に危なかった」

母「手術ですか?」

医師「当たった所があと数ミリズレていたら緊急手術だったでしょう。最悪失明だったはずです。今回は本当に運が良かった」

母親は隣で泣いていました。

医師「下腹部君。真っ白で何も見えなかっただろう? でもそれが真っ白で良かったんだよ。真っ黒だったら失明さ」

お医者さんの言葉で、僕は全身に鳥肌が立ちました。

医師「とりあえず見えるようになって何よりです。先ほども言ったように出血は眼球内に認められますが、見えるようになったので放置しても大丈夫でしょう。出血の摘出はリスクがかなり高いです。しばらく様子を見てみましょう」

僕は数時間前、B君から受けたエアガンの弾丸が左眼球に当たってしまい、左目が見えなくなってしまいました。

僕は逃げるように走って帰り、家で1人で泣き崩れていると、1時間後くらいに母親が帰ってきたんです。僕が泣くのはかなり珍しい事なので、母親はとても驚いていました。

母「どうしたの??どうしたのっ!!!!!!」

僕「空気銃が目に当たって・・・見えなくなったぁーー!!」

そう聞くと母親は一目散に僕を車に乗せ、営業時間ギリギリの近所の眼科に飛び込みで入りました。

病院に向かっている途中から、真っ白だった左目の視界が徐々に薄くなって、物が見えてくるようになってきたんです。病院で精密検査を受ける時には視界の白い物はほとんど見えなくなり、運良く失明は免れたので安心しました。

しかし、この日から1.5もあった僕の左目の視力は0.03まで落ちてしまいました。なので2.0もある右目との視力の差はとてつもなく、両目で見た時の違和感が半端なかったです。

医師は時間が経つと、視力もある程度回復すると言っていて、とりあえず目薬などを処方してもらい、この日は終わりました。

帰り道の車内では予想していた通り、母親からの尋問でした。

母「何?空気銃?それで遊んでたわけ?」

僕「うん。友達のヤツ、間違って目の前で引き金を引いちゃってさーー。あはは」

母「それでなんで体中傷だらけなの? おかしくない?」

僕「そうそう!!笑 しかもその前に自転車乗ってたら坂道で思いっきりコケちゃったんだよねー。今日はついてないや。笑」

僕は誤魔化そうと必死でした。こんなことになっても僕はイジメがバレた時のことを考えると恐ろしくなり、絶対に親に言うことが出来なかったんです。

なんならこれが親にバレたら、次こそA君達に殺されるんじゃないかと本気で思っていました。母親は疑うように僕を見ていましたが、本当の事だと何度も説得すると、なんとか納得してくれました。

あの時、何故B君はH君のエアガンを持っていたのかは分かりません。そしてB君の「Hがお前を撃て」と言っていた事も信じられませんでした。

スポンサーリンク

コメント

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました